TCH

院長です。

毎年、成人式の連休が終わると本格的に1年がはじまる気がします。

この年末年始は忙しさを言い訳に手をつけていなかった片づけや整理整頓が出来ました。断捨離、気持ちいいです。

スッキリしてスペースが増えると新たな物が欲しくなる・・。無駄遣いに気を付けなければいけません(笑)

 

さてタイトルのTCHとは歯科用語でtooth contacting habit 歯列接触癖の略です。

実は食べ物を咬む、飲み込む、発音する以外の時は上と下の歯は通常接触していません。

それ以外の時に上下の歯をかみ合わせたり、接する癖の事をTCHといい、無意識でおこなっているので自分では

自覚がないことがほとんどです。

TCHがあると、歯や歯ぐき、顎に違和感や痛みなどの症状を出る事があります。

歯が凍みる、歯が全体的に浮いた感じがする、咬むと痛い

歯ぐきが腫れやすい、歯がゆれる、歯の間に食べ物が挟まる、

顎の音がする、ガクガクする、痛い。

これらは一見、虫歯や歯周病、顎関節症の症状ですが、TCHや歯ぎしり、または食いしばりが原因で起こることもあります。

TCHが疑われる患者さんへのアドバイスとして、よくお話しするのが

”唇を閉じて、上下の歯は離して、顔の力を抜く” です。これが何もしていない時のリラックスしたお口の状態といわれています。

これを意識すると、日中に無意識に噛みしめている事に気づくことがあります。

私自身も自分のTCHに気づいてからは、気を付けるように意識しています。

特にストレスがかかっている時期に多いようです。

これから春に向けて、就職や転勤、異動や受験など環境が変わるイベントが多くなります。ストレスを感じやすい時期ですので、TCHに気づいたら、お口のリラックスを意識してみると良いかもしれません。

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