削らなくていい虫歯

治療するかどうか迷う虫歯にCO~C1といわれる虫歯があります。

虫歯の深さについてはこちら ↓

 

 

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白く濁っただけで、歯に穴の開いていないCO  は削りません。予防で充分に管理できます。

ちなみにCOはシーゼロではなく、シーオーと読みます。

オーはobservation(観察)のオーです。

COの画像↓ (LIONのHPより引用)

初期虫歯なら修復できる!|歯の健康基礎知識|ライオン

C1は浅い虫歯です。

自然に治ることはありませんが、しっかりメンテナンスしていれば、進行が停止することがあります。

ただ一見、C1に見えても、実は下の方まで進んでいて、C2という場合もあります。特に、お子さんの歯に多いです。

レントゲンで診断もできますが、C1とC2の中間ぐらいの浅い微妙な深さだと、レントゲンには映らずに、診断が難しい場合があります。

そんな時は、どうするか?

とりあえず削ってみる?

削ってみて虫歯じゃなかったら?

歯は1回でも削ると、寿命が短くなります。

では、

削らずに経過観察する?

もしC2だった場合は、何もせず、経過観察していては、虫歯はどんどん進行してしまいます・・。

治療するかどうか迷う虫歯。。。

そんな時は、ダイアグノデントペンという診断器具を使います↓

虫歯に部分にレーザー光を照射して、虫歯の深さを削らずに測定することが出来ます。

レーザーといっても、無痛で歯に影響は全くありません。

検査自体は、1分もかからず終わります。

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この機器を使用することで、初期虫歯の診断精度が向上します。

削るか、削らないをあいまいにしません。

一旦削らなくても良いと診断されても、定期的に進行していないかは、定期検診を受けて、チェックすることが大切です。

以上「削らなくていい虫歯」でした。

皆様のお口の健康に参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

*当院への受診を検討されている方のメール相談はこちらから↓

https://www.sasayama-dc.com/information/index.html

令和4年歯科疾患実態調査の結果 その2 昭和~平成~令和 虫歯増えた?減った?

院長の笹山です。

引き続き、令和4年歯科疾患実態調査結果について考察していきます。

①う蝕予防に関わるフッ化物応用の経験のある者は、全体の59.4%。

そのうちフッ化物塗布の経験のある者は13.1%、フッ化物洗口の経験のある者は3.2%、フッ化物配合歯磨剤使用の経験のある者は52.4%であった(表5、図5)。

 

フッ化物応用の経験の有無 表5 フッ化物応用の経験の有無(表は厚労省HPより引用)

 

図5 フッ化物応用の経験の有無(グラフは厚労省HPより引用)

中でも1~14歳においては、フッ化物塗布経験者の割合は41.5%であった。前回調査時の結果では、フッ化物塗布の経験のある者は62.5%であったことから、今回は大きく減少する結果となった。

私の感想

子供の虫歯は昭和・平成と比べてかなり減りました。歯科医院でフッ素塗布も普通に皆さんおこなわれています。今回フッ素塗布経験者が、前回調査より、20%以上減ったのはコロナによる歯科医院の受診控えの影響もあるかもしれません。当院でもずっと定期的に通ってフッ素塗布を受けていたお子さんが、コロナの影響で来院が途絶え、数年ぶりに来院することがありますが、虫歯が結構出来てしまっていたケースが結構あります。

 

②定期的なメインテナンスの受診率は6割弱

今回の調査からメインテナンスに関わる項目が新たに追加され、この1年間に歯科検診を受診した者の割合は、全体の58.0%という結果が示された(表9)。

 

表9 歯科検診を受診している者の割合、性・年齢階級別(表は厚労省HPより引用)

 

調査対象の年齢幅が異なるものの、平成21年度に行われた「国民健康・栄養調査」において、20歳以上で過去1年間に歯科検診を受けた者の割合は34.1%。平成24年度では47.8%、平成28年度では52.9%であったことから、年々増加傾向にあることが示唆された(図10)。

 

図10  20 歳以上で過去1年間に歯科検診を受けた者の割合の年次推移(男女計・年齢階級別)(グラフは厚労省HPより引用)

私の感想

定期検診を受ける人の割合が年々増加しているのは非常に良いことだと思います。最近では20~30代の若い方でも、小さい頃から3か月ごとに検診やクリーニングを受けていたという患者さんが増えている実感があります。

皆さんまだ若いので、歯周病があったとしても非常に軽度です。昔から検診を受けて、歯磨きもそこそこのレベルで出来ているので、虫歯もほぼありません。つまり、それほど悪くないのに検診を欠かさないのです。

その患者さんたちの意識としては、「歯を大切にしたいから。」「歯を失いたくないから。」という切実な理由よりも、「子供の頃から3か月に1回行くもの。」という習慣に近いものがあると感じます。つまり美容室や散髪屋さんにいくのと同じレベルの感覚なんだと思います。

過去のブログでも書きましたが、子供の頃からの習慣化、非常に大切です。

こちらも参考にどうぞ↓

お子さんの虫歯予防のコツ 

以上「令和4年歯科疾患実態調査の結果その2」でした。

皆様のお口の健康増進のために参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

令和4年歯科疾患実態調査の結果 昭和~平成~令和 虫歯増えた?減った?

院長の笹山です。

「歯科疾患実態調査」

聞きなれない言葉だと思います。

ざっくり言いますと、国民のお口の状態がどうなのかの統計をとるために国がおこなう調査です。

5年おきに調査されますので、過去と今では国民の歯の健康状態が、良くなっているのか?悪くなっているのか?分かります。

たとえば日本人の虫歯は減ったのか?とか、歯の残っている本数は増えたのか?などです。

先日その結果が、歯科医療従事者向けのサイトで要約されて掲載されました。

色々な項目で調査しているのですが、興味深い、皆様に知っていただくと良いかなと思った項目の結果をピックアップしてみました。

*表や結果はWHITE CROSS様のサイトから引用しています。

①虫歯は5〜34歳では減少傾向を示していたが、55歳以上では増加傾向にあった。

 

表3 5歳以上で永久歯にう歯をもつ者の割合の年次推移(%)(表は厚労省HPより引用)

私の感想

55歳以上で増加というのは高齢者人口が増えたことと、歯茎が痩せて、露出した歯根に出来る根面カリエスという歯の根の虫歯が関係していると考えます。歯の根は歯の表面のエナメル質と比べて、4分の1程度の硬さしかないので、虫歯になりやすいのです。

根面カリエスについてはこちら↓

大人の虫歯が出来る原因は●●が多かった。

②8020達成者の割合はほぼ横ばい

20歯以上の自分の歯を有する者は、55歳以上において、一部の年齢階級を除いて増加傾向であった(表6、図6)。

 

表6 20 本以上の歯を有する者の割合の年次推移(%)(表は厚労省HPより引用)

 

図6 20 本以上の歯を有する者の割合の年次推移(グラフは厚労省HPより引用)

 

80歳で20本以上の歯を有する8020達成者の割合については、75〜84歳の20本以上の歯を有する者の割合から51.6%と推計され、前回調査時の51.2%とほぼ横ばいの結果であった。

私の感想

平成5年では10.9%ですから、30年間で8020を達成した人がおよそ5倍に増えたことは凄いと思います。

私が歯医者になった平成11年でも15.3%です。

この頃はおじいちゃん、おばあちゃんと言えば、入れ歯をしているのが当たり前でした。

卒業したばかりで入れ歯治療の経験が浅かったので、全然上手く治療できなかったことを思い出します。

その経験から、入れ歯だけは絶対に上手くなろうと特に力を入れて、勉強しました。

ちなみに歯は親知らずを除くと、上下合わせて28本あります。

20本あれば、ぎりぎり噛めると言われています。

しかし、やはり28本ある方が断然よく咬めます。

人生100年時代といわれます。

80歳になった後も、人生はそこそこ続きそうです。

その時に平均値である20本でいいのか?

それとも28本の方がいいのか?

ご自身の健康について考えてみたいですね。

③国民のセルフケアへの意識は年々向上している

1歳以上において、毎日ブラッシングする者の割合は97.4%。毎日2回以上ブラッシングする者の割合は年々増加を続けており、今回は79.2%であった(表8、図8)。

表8 1歳以上の歯ブラシの使用状況の年次推移(表は厚労省HPより引用)

 

図8 1歳以上の歯ブラシの使用状況の年次推移(グラフは厚労省HPより引用)

 

また、デンタルフロスや歯間ブラシを用いた歯間部清掃を行っている者は全体の50.9%、舌清掃を行っている者は21.1%であった。男女別に見ると、ほぼすべての年代で女性の方が歯間部清掃または舌清掃を行っている者の割合が高く、40〜70代の女性においては6割以上がデンタルフロスや歯間ブラシを用いた歯間部清掃を行っているという結果であった(図9)。

 

図9 デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯間部清掃をしている者の割合、性・年齢階級別(グラフは厚労省HPより引用)

前回調査時においては、歯間部清掃を行っている者が全体の39.2%であったことから、以前よりも歯間部清掃の必要性についての認知が広がっていることが伺えた。

私の感想

舌清掃の割合が21.1%は良いことだと思います。

口臭対策に有効な舌清掃をお勧めします。

最近では20代くらいの患者さんでも普通にデンタルフロスなどを使って歯間ケアをしています。

まだ歯間ケアをしていない人は絶対した方がいいです。歯と歯の間は虫歯・歯周病の好発部位です。

こちらも参考にどうぞ↓

歯と歯の間の虫歯は気づくまで時間がかかる

 

歯間ブラシとフロスは両方やった方がいいんですか?

以上「令和4年歯科疾患実態調査の結果」でした。

皆様のお口の健康増進のために参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

令和4年歯科疾患実態調査の結果 その2

インプラントしない歯医者。

院長の笹山です。

インプラント治療の話です。

インプラント治療は、どこの歯医者さんでも受けられる治療ではありません。

なぜインプラントをする歯医者さんと、しない歯医者さんがあるのでしょう。

私が大学を卒業したのは20数年前ですが、インプラントはまだ一般的な治療ではなく、歯科医の間でも懐疑的な治療でした。

「あんな金属のネジを骨に埋め込むなんて、長持ちするわけがない。危険だ。」と言う先生が普通にいた時代です。

ですので、私より少し上の世代の先生は、インプラントをしない先生も結構いらっしゃいます。

当時は私自身もインプラントが本当に長持ちするのか判断できなかったので、実際にインプラント治療を始めたのは少し遅く、卒後10年過ぎた頃からでした。

そして現在ではインプラントは特別な治療ではなく、普通におこなわれる時代になりました。

失った歯を補う治療方法として、インプラントとブリッジと入れ歯を比較すると、インプラントが一番経過良好(長持ちする)であるというデータが数多く出ています。

私自身もインプラントの症例数を重ね、その後の経過を診るようになってから、インプラントは適切に診断し、適切に行えば、患者さんのためになる良い治療だと今は確信しています。

歯医者がインプラントを出来たほうがいいのか、出来なくてもいいのかに関しては、出来た方がいいと思います。

インプラントだけ他の先生に紹介して手術してもらうという先生もいらっしゃいますが、やはり自分の患者さんには、自ら手術を出来る方がいいと思いますし、患者さんも安心されると思います。

インプラントは治療後のメンテナンスも非常に大切ですので、他の先生にしてもらったインプラントを、インプラントの知識がない先生がフォローするのは、やや難しいかと思います。

ではなぜインプラントをしない先生がいらっしゃるのか?

私が考える理由は5つあります。

①インプラント治療は、大学で習っただけでは出来るようにならない。

今の歯学部の学生はインプラントの講義も普通にあるようですが、それはあくまでも触りの部分だけで、その授業を受けたからといって、手術が出来るわけではありません。

私が学生の頃は、そもそもインプラントの授業はほぼ皆無でした。

ですのでインプラント治療を身につけるには、大学を卒業後、仕事をしながら休みの日に何度も講習会に参加して学ぶ必要がありました。

1回講習会に出ただけで、出来るようになる治療ではありませんし、するべきではない治療です。

インプラント治療は、歯ぐきを切る、骨に穴を開ける、骨にインプラントを入れる、切った歯ぐきを縫う、歯型を採る、歯を被せる。

文章で書くとこれだけなのですが、解剖学的な知識や手術手技の知識を考えると相当な量の勉強をしないと、安全確実に出来るようにはなりません。

ちなみに私の場合は、勤務医時代にインプラント治療をおこなっている歯科医院に勤務し、その後勤めた歯科医院で日本口腔インプラント学会専門医の先生に直接指導していただき、初めての手術から3回ほどは、その先生にオペ介助についていただいて、やっと1人で簡単なケースから取り組めるようになったぐらいです。

ですので、そこまでの時間と費用をかけてまで学ぶ価値がないと考える先生もいらっしゃると思います。

② そもそも外科手術が好きではない。

歯医者だから抜歯くらいはするけれど「そもそも血を見るのが嫌い。」「外科処置はしたくない。」という歯医者さんは意外に多くいます。特に男性の歯科医です。

実はインプラント治療は抜歯に比べて、出血も少ないので、私自身は難しい親知らずの抜歯をするのと比べれば、インプラント治療の方が楽だと感じているのですが、骨に穴を開けて、金属製のインプラントを埋めて置いてくるという行為は、歯を削ったりするのとは違う感覚ですので、心理的なハードルが高いと感じる歯科医の先生もいらっしゃると思います。

私は特に外科手術が好きというわけではありませんが、インプラント治療を出来ないというのは、自分の医院の患者さんにとって不利益だと考えて、インプラント治療を取り入れました。

③ インプラント治療に必要な器具の導入にはかなりの費用がかかる。

インプラントに使用する器具を導入するだけで、軽自動車1台分くらいの費用がかかります。

今の時代は術前のCT撮影は必須です。パノラマレントゲンやデンタルレントゲンといわれる2次元のレントゲン写真だけで手術するのは危険です。ですのでCTを撮影できるレントゲン装置がない歯科医院で手術を受けるべきではありません。

CTの値段もここ10年くらいでだいぶ下がりましたので、最近の若い先生方は開業時からCT撮影出来るレントゲン装置を導入するのが普通になっています。

値段が下がったといっても、今でも高級外車が1台購入できるほどの値段はしますが…。

そして技術を身につけるには、前述のような講習会に何度も参加しなければなりません。これも総額で軽自動車1台分くらいかかります。

それだけの投資をしても、実際にインプラント治療をしなければ、投資した分は回収出来ないと考えて、導入しない先生もいらっしゃいます。

④ インプラントは準備が大変。

インプラントは通常の治療と違って、手術器具の準備や、手術する環境、スタッフへの手術介助の教育などのインプラントをおこなうためだけに新たなシステムを作ることが必要で多くの時間と労力を必要とします。

当院でも手術器具の専用準備リストを使用し、2重チェックをかけで準備をしています。

手術に使う外科器具の量が多いので、一度に滅菌出来ません。日々の治療に使う器具も毎日滅菌していますので、その合間を縫って、手術日の3日以上前から、滅菌器で滅菌をしています。

手術日の前日からは、手術をするユニットも手術仕様に変更します。

ちなみに手術後の片付けも細かい器具が多くて、なかなか大変です。

こういうことを手間を考えると、インプラントは煩わしいなと思う先生もいらっしゃるかもしれません。

⑤インプラント治療をおこなわない経営方針。

最近では小児歯科専門や予防歯科専門で開業されている歯医者さんもあり、外科処置は極力おこなわない経営方針も歯医者さんもあります。

 

以上の①~⑤がインプラント治療をしない先生の理由ではないかと思っています。

インプラント治療は正しくおこなえば、本当に良い治療です。

ちなみに当院はインプラント治療専門医院ではないので、すべてのケースに対応しているわけではありません。

以下の4つには対応しておりません。

①骨が弱い、またはほとんど無いケース。

②前歯のインプラント治療。

③歯がほとんど無い、もしくは1本も無い方へのインプラント治療。

④他院でおこなったインプラント治療のリカバリー。

この4つはインプラント専門医レベルでないと良い結果が出せないと考えておりますので、当院ではおこなっておりません。

当院は普通に骨がある部位に、基本に忠実に丁寧に手術することをメインにインプラント治療をおこなっています。

当院での一例↓

以上「インプラントしない歯医者。」でした。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

痛いのに「様子をみましょう。」と言われた話

院長の笹山です。

痛くて歯医者に行ったのに「様子をみましょう。」と言われて困った経験はありませんか?

この場合「様子をみましょう。」の内容が大切です。

たとえばどこかの歯医者さんで痛みを伝えた時に、先生から以下のように言われたとします。

①「しばらく様子を見ましょう。」とだけ言われた。

②「AとBの可能性があるけれど、今ははっきりしないので、今回の症状が〇週間以上続くようなら電話を下さい。」と言われた。

①の場合ですと、いつまで何を様子を見ればいいのか分かりません。「このまま放置しておいてもっと悪くなってしまったら…。」など不安になると思います。①の場合は、別の歯科医院でセカンドオピニオンを求めることも必要かもしれません。

②のように先生の中では「Aかもしれないし、Bかもしれないが、今の段階では、はっきり診断がつかないので、〇週間以上続くならAの可能性を疑う」など一定の診断がついている可能性があれば、患者さんも安心出来ます。

 

当院に新規で来られた患者さんでよくある話ですと

①「歯が凍みるのに様子をみましょうと言われた。」

②「子どもの歯並びを相談したら、小学生になるまで様子をみましょうと言われた。」

などです。

当院でも「様子を見ましょう。」とお伝えすることはありますが、

①の場合、現在処置が不要であっても、凍みる原因になる虫歯や知覚過敏、歯ぎしりや噛みしめなどについとその治療法や、日頃の生活で気をつけることなど具体的に説明します。

②の場合、なぜ今は矯正をしないで、小学生まで様子を見るのか? 今の時点で何かした方がいいことがあるのか? 今出来ることは何もないのか? 小学生になったらどんな治療をして、期間や費用はどれくらいかかるのかまでを説明します。

そんな感じで、特に説明もなく「様子をみましょう。」ということは、基本おこないません。

また、痛みがあるのに全く診断がつかないも極まれにあります。

そんな時は、全く診断がつかないことを率直にお伝えしますが、患者さんは不安に感じると思いますので、専門機関を紹介するなど、出来るだけ患者さんに安心して頂ける対応を心がけています。

以上「痛いのに「様子をみましょう。」と言われた話」でした。

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