プレオルソ 受け口 その後・・

1年前にプレオルソを装着した男の子。 正面から見ても、横から見ても受け口です。

DSC_3700

DSC_37011年後

DSC_4712

DSC_4714

本人が頑張って装着しているので、順調に治ってきています。

DSC_4382

歯並びを綺麗に整えるのは、従来からあるワイヤー矯正やマウスピース矯正。

プレオルソは歯並びではなく、受け口や出っ歯の咬み合わせの原因を改善しながら治す装置です。

プレオルソいびき 睡眠時無呼吸症候群×いびき

当院で導入している”プレオルソいびき”という”いびき改善治療装置”

”プレオルソいびき”は睡眠時無呼吸症候群や、いびきの緩和を目的としたマウスピースです。

保険適応外であるこのマウスピースを導入したきっかけは・・

まずはこちらが保険適応の睡眠時無呼吸症候群用のマウスピース↓

DSC_4466

保険適応のマウスピースはコンパクトではありますが、素材が硬いのと上下の歯が完全に固定されるので違和感を訴える方が多いです。

また保険適応するには、睡眠時無呼吸症候群の診断が必須であることもハードルの高さを感じていました。

診断書がなくても”いびき”が酷くてお困りの方(ご家族も含めて)は、結構いらっしゃるのです。

そこで今回保険適応外のいびき用マウスピース”プレオルソいびき”の導入に至りました

 

私は”いびき”をかかないのですが、まず自分からということで、スタッフに歯型を採ってもらい、技工所に”プレオルソいびき”を製作してもらいました。

私用の”プレオルソいびき”↓

DSC_4695DSC_4700

装着してみた感想は・・・

まず無呼吸やいびきの原因となる舌根沈下を防ぐために設けられたタングアッププレートについて。

これはかなり舌を持ち上げてくれるので、舌根沈下を防ぐには効果的だと感じました。

また装置自体がソフトな樹脂で出来ていますので、大きな装置の割には違和感は少ないです。

そして上下の歯が完全に固定されないので、寝る前に装着して眠りに入るまでの拘束感が少ないです。

 

プレオルソいびきについての私の感想は、装着感についてだけです。

私自身は、ほとんどいびきをかかないようなので、いびき抑制の効果については、知人に軽度の無呼吸症候群の人がいましたのでモニターになってもらい、”プレオルソいびき”を装着してもらいました。

装着しての感想は・・

まず目覚めが良いとのことです。それもいつもの起床時間よりも数時間前に自然に目が覚めたそうです。

そして眠りが深かったということです。

1週間ほど使ってもらいましたが、効果は上々のようですので、引き続きモニターとして使用してもらい経過を追ってみます。

 

話は変わって”プレオルソいびき”の開発経緯です。

プレオルソいびきは、開発者のセミナーを受講しないと導入できませんので、開発者の先生に聞いた話です。

プレオルソは、元々子供の歯並びや咬みあわせを改善する装置でした。

歯並びや咬みあわせを改善するために、舌の位置はとても重要で、その位置を補正するためにタングアッププレートが付与されています。

プレオルソ開発者の先生の患者さんの保護者から、プレオルソを装着したお子さんの”いびき”が無くなった、減ったとの報告が結構あり、プレオルソの開発者がデータを取ったところ、6割にいびきの改善がみられたということです。

そこで、プレオルソにいびき改善に特化した形態を付与して新たに製作した物が”プレオルソいびき”となったのです。

まだ市場に出て間もないので、評価はまだ先ですが、いびき改善のためには理にかなった装置ですので、良い評価が出ると思います。

DSC_4646

 

雨の日のセミナー

先日の日曜日はセミナー参加です。

雨の日は絶好のセミナー日和。

朝から夕方まで矯正治療について勉強です。

20180610_152540631一番前の特等席でお勉強

20180610_162633781

セミナーの帰りにいつものジムで筋トレ。

手首を痛めているので、かばいながらの筋トレ。

アラフォーは故障すると回復が遅いです(^_^;)

故障したら、治るまでしっかり休むべきなんですが、いつ回復するかも分からないので、かばいながら何とか筋トレしました。

精密入れ歯に必要な型取り方法

宝塚市で入れ歯治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

精密な入れ歯とは・・・

違和感が少なく、良くフィットし、痛くなく、良く噛める入れ歯と考えます。

精密な入れ歯をつくるために大切なことのひとつは、「正確に歯型を採れるか」ということです。

まずは型取りの道具(印象用トレーといいます)

これは既製品のサイズのものがあり、お口の大きさに合わせてS・M・Lなどサイズがあります。

この既製サイズの型採り道具では、どんなに頑張っても、そこそこの精度の歯型しか採れません。

しかし精密な入れ歯をつくるためには、既製服ではダメで、セミオーダーでもダメで、フルオーダーメイドでなければなりません。

そのために既製の型採り道具ではピッタリお口に合わないので、まず患者さん専用の型採り道具を作ることから始めます。

このトレーを歯科では各個トレーといったり、個人トレーといいます。

こちらが個人トレー↓

DSC_4654

この個人トレーを使って型を採ると再現性の高い型が取れます。

DSC_4655

このような型採りは、精密な入れ歯をつくるための1工程です。他にも大切なことは、いくつもあります。

そして、ひとつひとつのステップを確実にクリアすることで良い入れ歯が完成します。

 

精密な型採り セラミックの前歯

本日も良いお天気ですね。

今日はセラミックの前歯を作るための精密な型採りをおこないました。

DSC_4626被せ物をピッタリと合わせることは、歯を長持ちさせるための必須条件です。

見た目だけキレイな被せ物を入れても、長くは持ちません。

この型を採る治療は、1時間のアポイントです。

実際は1時間ずっと型を採っているわけではなく、歯の写真を撮影したり、歯の色を決めたり、仮歯をつけたりと色々としなければいけません。

次回は”仮の合わせ”です。仕上がりの一歩前でチェックをいれます。

そして次々回に問題なければ、セラミック歯が完成します。

ですが、その日には最終セットしません。

前歯の場合は必ず、一度仮付けして使用して頂きます。

そうして見た目や機能に問題がないか一定期間使用して頂き、問題がなければその時初めて最終装着します。

前歯のセラミックの治療はこんな具合でおこなっています。

手間と時間と少々の費用はかかりますが、精密な歯は長持ちします。長期的にみてコストパフォーマンスが高く、見た目が自然で機能的なセラミック歯を装着することを大切にしています。