エピペン

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アポーペン♪

ではなくエピペンです。

エピペンはアナフィラキシーショック状態に陥った場合の緊急薬です。

http://www.epipen.jp/top.html エピペンの専門サイト

アナフィラキシーショックとは重度のアレルギー反応のことです。

アナフィラキシーは、アナフィラキシー・ショックに至り、生命を脅かす危険な状態になることがあります

アナフィラキシーにはさまざまな症状がみられます。 さらに、症状が急激に変化し、場合によっては、初めの症状があらわれてから数分後に、「アナフィラキシー・ショック」とよばれる、血圧が低下し意識障害などのショック症状を引き起こし、生命を脅かす危険な状態になってしまうこともあるため十分な注意が必要です。

アナフィラキシーの主な症状

自覚症状 他覚症状
全身症状 不安感、無力感 冷汗
循環器症状 動悸、胸が苦しくなる 血圧低下、脈拍が弱くなる、チアノーゼ
呼吸器症状 鼻がつまる、 喉や胸がしめつけられる くしゃみ、咳発作、呼吸困難、 呼吸音がゼーゼー、ヒューヒューとなる
消化器症状 吐き気、腹痛、口の中に異和感を感じる、 便意や尿意をもよおす、お腹がゴロゴロする 嘔吐、下痢、糞便・尿失禁
粘膜・皮ふ症状 皮ふのかゆみ 皮ふが白あるいは赤くなる、じん麻疹、 まぶたの腫れ、口の中の腫れ
神経症状 くちびるのしびれ感、手足のしびれ感、 耳鳴り、めまい、目の前が暗くなる

 

歯科でアナフィラキシーショックを起こすことはほぼありませんが、ほぼないだけで「ない」とは言い切れません。

米国心臓協会認定BLSヘルスケアプロバイダーの認定講習を受けた時の講師の先生に「歯科でもあったほうがいいと思います。」と言われたので今回導入しました。

取引のある歯科のディーラーでは扱っていなかったので、医科のディーラーさんで手続きをして購入しました。

エピペンなど緊急時に使用する物は、歯科医院においては滅多にもしくは一度も使う機会がないかも知れないものです。

それでも患者さんの安全のために出来ることは備えるという考えの元、AEDや自動酸素吸入器等も常備しています。

そして何よりも大切なことは緊急事態を可能な限り未然に防ぐよう、普段から患者さんの体調に配慮した安全な治療を行うことですね。