お子さんが初めての歯医者さん どんな感じで診るの?

院長の笹山です。

今日の午後最後の予約は、4人家族さんの定期健診でした。

前の患者さんも帰られて、後ろに患者さんもいないので、貸し切り診療状態です。

お父さん、お母さん、娘さん2人。

下の娘さんは、3歳で歯医者さんが初めて。

待合室では元気でしたが、診療椅子に座ると案の定泣いてしまいました。

ここからが私の出番。

いつものように歯ブラシ練習からスタートして、褒める、褒める、褒める。

いつのまにか泣き止んで、大きなお口を開けています。

今日は歯医者さんが初めてなので、少しメニューをシンプルにして、歯ブラシで歯を綺麗磨いてあげて、バナナ味のフッ素ジェルを塗って、おしまいにしました。

初めての歯医者さんではハードルを下げて、小さな成功体験をしてもらうことを大切にしています。

最初に我慢させたり、怖い思いをすると、歯医者さんに行きたがらなくなってしまいますので。

フッ素もちゃんと出来たので、自分でご褒美のプレゼントを選んで、ご機嫌でお帰りになられました。

ちなみに当院はご褒美用のガチャは置いていません。

ガチャのワクワク感はいいんですが、欲しくない物が出てきた時はテンションが下がっちゃいます。

頑張ったご褒美プレゼントは自分で選びたいですよね?

また3か月後の検診で待ってます^^

「小さい子供がいるので歯医者に行きづらい。」

宝塚市で小児歯科、小児矯正治療をおこなっている歯医者 笹山歯科医院の笹山です

夏が終わり、朝晩が過ごしやすくなったと思ったら、寒く感じる日も出てきましたね。

そろそろ1日1回も冷房をつけなくても良い日が来そうです。

さて、赤ちゃんや小さなお子さんがいて、なかなか歯医者に行けない、行き辛いというお母さんがいらっしゃると思います。

当院では去年キッズ&ベビーカースペースを設けました。

設置理由はタイトルのようにお子さん連れで歯医者に行きづらい方が結構いらっしゃり、こちらがいくら「大丈夫ですよ。」と言っても、こういうスペースがないと実際は来にくいと考えたからです。

当初はそんなに使わないだろうなと思っていましたが、これが予想と全く違って、使用頻度が非常に高いです。

待合室を削って設置する案もありましたが、親御さんの目の届かない所にいるのはちょっと心配で、診療スペースに設置しました。

スペースは小さいですが、ベビーカーを畳まずに置けます。赤ちゃんはベビーカーに乗せたままで大丈夫です。

マットを倒せばキッズコーナーになります。

今はコロナの影響でおもちゃは消毒できる物のみ置いていますが、DVDプレーヤーは使用可能で、おかあさんといっしょからアンパンマン、ドラえもん、ミニオンなどソフトは豊富です。

先日もママの治療待ちのお子さんが、おかあさんといっしょの歌のDVDを見ながらキッズスペースで踊っていたのがとっても可愛かったです。

歯が痛くてもなかなか歯医者さんに行けなかったお母さんの痛みが取れたあとのホッとした表情を拝見すると「キッズスペース作って良かったなぁ。」と心から思います。

最近は宝塚市の乳幼児歯科検診(1歳半、3歳児歯科検診)を委託されているので、多くのお子さんがいらして大活躍のキッズスペースです。

妊娠中や出産後に歯の事が気になっていたけれど、治療に通えなかったお母さんや、子供の預けるのが難しい方、気になることがありましたら遠慮なくお越しください。

赤ちゃんは泣いていも、お子さんは騒いでいても、当院はオールOKです。

スタッフのほとんどが子育て経験者ですので、手が空いていれば一緒に遊びますよ。

乳幼児健診の近況

宝塚市で小児歯科、小児矯正治療をおこなっている歯医者 笹山歯科医院の笹山です

市の保健センターでおこなわれていた1歳半と3歳の乳幼児歯科健診がコロナの影響で、歯科医師会会員の歯科医院でおこなわれています。

当院も宝塚市歯科医師会会員の歯科医院ですので、乳幼児健診を受け付けています。

最近は検診の申し込みが多く、たくさんのお子さんに来て頂いています。

1歳半のお子さんの場合は、お母さんに抱っこして頂いてから、タオルを敷いた私の膝の上にゴロンと寝っ転がってもらって検診します。

お口の中を見るのは30秒から1分ぐらいです。

短く感じるかもしれませんが、我々歯科医は何処を見なければいけないかのポイントを押さえていますので、短くてもちゃんと見ていますのでご安心を。

1歳半のお子さんは泣いてしまうこともありますが、泣いていても大丈夫です。

3歳児の場合は、基本的に1人で診療椅子に座ってもらい、お母さんは横の椅子に座って頂きます。

3歳児の場合も所要時間は1分程度です。

検診が終わったら、検診表に結果を記入しお渡しします。

虫歯の予防方法や仕上げ磨きのコツなど必要に応じてお伝えしています。

お母さんが気になっていることがありましたら何でもお尋ねください。

何歳からフッ素塗布出来ますか?

宝塚市でお子様の虫歯予防をおこなっている小児歯科 笹山歯科医院の笹山です。

「何歳からフッ素塗布は出来ますか?」

小さいお子様の保護者の方からよくお受けする質問です。

当院では早いお子さんでは2歳~2歳半ぐらいからフッ素塗布をおこなっております。

以下は当院のフッ素塗布の流れです。

①虫歯・歯並びの検診

虫歯があった場合は、虫歯の処置を優先します。

虫歯が治ったら後日フッ素をおこないます。

②お口の清掃

電動歯ブラシのような器具で歯の表面を磨いて歯垢を落とします。

③フッ素塗布 

フッ素入りのジェルを歯ブラシでたっぷり歯に塗ります。年齢や治療への適応の程度を見ながら1~3分間フッ素を塗ったままにします。

年齢によってフッ素ジェルの濃度も変えています。

④フッ素の終了

既定の時間が済みましたら、お口に残ったフッ素を吐き出してもらいます。

うがいするとフッ素が流れてしまうので、処置後30分はうがいや飲食を控えていただきます。

⑤頑張ったご褒美

フッ素が上手にできたお子さんにはちょっとしたプレゼントを差し上げています。何が貰えるかはお楽しみ!

 

ぶつけた歯が黒くなった・変色した

院長の笹山です。

歯をぶつけた後、しばらくして歯の色が変色する場合があります。

これは歯の神経(歯髄)の中の血管が損傷して充血や内出血を生じたものと考えられ、充血が治れば歯の色も回復することがあります。

数か月して徐々に歯の色が黒ずんでくる場合は、神経(歯髄)が死んでいる可能性があります。さらに色が悪くなったり、根の周囲に病気ができて歯ぐきがが腫れることもあります。

*上記2枚の画像は日本歯科医師会HPより引用

こうなった場合で、腫れたり、痛みを伴う場合は自然に治ることはありませんので、歯の根の治療が必要です。

歯の根の治療の例(奥歯の場合)

前歯の根の治療は歯の裏から穴を開けて、根の中を消毒しますので、根が綺麗になったら、治療のために開けた穴を硬いプラスティックで埋めます。基本的に乳歯は被せたりする差し歯にする必要はありません。

ただ根の治療は歯を削ったりするため、年齢に低いお子さん(4歳以下)や歯科治療に慣れていないお子さんには難しいという側面もあります。

ですので歯が変色して神経が死んでしまったと判断しても、痛みや腫れがなければ、すぐに治療せず治療が受けられる年齢にまで経過観察する場合もあります。

永久歯の場合は早期の根の治療が必要です。

変色したのが乳歯の場合でお母さんが心配されるのは、あとから生えてくる永久歯に影響がないかということです。影響があるかないかはぶつけた時の年齢によります。