コロナで虫歯? 受診控えで?

宝塚市で歯周病の予防と治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

先日放送された朝のワイドショーで「急増コロナ虫歯」という特集がありました。

コロナウイルスで虫歯になるわけではなく、コロナによる食生活の変化や歯医者への受診控えで虫歯が急増しているというのです。

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乳幼児健診の近況

宝塚市で小児歯科、小児矯正治療をおこなっている歯医者 笹山歯科医院の笹山です

市の保健センターでおこなわれていた1歳半と3歳の乳幼児歯科健診がコロナの影響で、歯科医師会会員の歯科医院でおこなわれています。

当院も宝塚市歯科医師会会員の歯科医院ですので、乳幼児健診を受け付けています。

最近は検診の申し込みが多く、たくさんのお子さんに来て頂いています。

1歳半のお子さんの場合は、お母さんに抱っこして頂いてから、タオルを敷いた私の膝の上にゴロンと寝っ転がってもらって検診します。

お口の中を見るのは30秒から1分ぐらいです。

短く感じるかもしれませんが、我々歯科医は何処を見なければいけないかのポイントを押さえていますので、短くてもちゃんと見ていますのでご安心を。

1歳半のお子さんは泣いてしまうこともありますが、泣いていても大丈夫です。

3歳児の場合は、基本的に1人で診療椅子に座ってもらい、お母さんは横の椅子に座って頂きます。

3歳児の場合も所要時間は1分程度です。

検診が終わったら、検診表に結果を記入しお渡しします。

虫歯の予防方法や仕上げ磨きのコツなど必要に応じてお伝えしています。

お母さんが気になっていることがありましたら何でもお尋ねください。

歯医者で歯の写真を撮るのは何故?

宝塚市で歯周病の予防と治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院の笹山です。

当院では、毎日患者さんの歯や歯ぐきの写真を撮っています。

その理由は、患者さんにご自身のお口の状態を良く理解して頂くためです。

「今、虫歯って言われたけど、穴なんか開いてたかな?」

「手鏡で奥歯を見るように言われたけど、いまいちよく見えなかった・・」

歯医者さんあるあるです。

よく分からないまま、削られたりするのは、不安なことだと思います。

私たち医療側も、患者さんに不安があったり、理解されないままでは非常に治療しづらいです。

話を写真に戻します。

写真を撮るカメラは、Panasonicのデンタルアイというペンタイプのカメラです。

このカメラで撮影するとこんな感じの写真が撮れます。

小さな虫歯削ると、虫歯が歯の中までかなり広がっていたことを、ご説明するために撮影した写真です。

歯石がついている歯を見ていただくために撮影した写真です。

(手鏡だと意外と見えにくいんです。)

このPanasonicのカメラは私が惚れ込んで導入したカメラです。

その経緯についてはこちらをどうぞ↓ どうでもいい人は飛ばしてください(笑)

https://www.sasayama-dc.com/blog/4358/

こんなカメラも使います↓

この一眼レフカメラには、他の役割があります。

でも、ほとんどの写真は前述のペンタイプカメラで撮影します。

その理由は・・

① 撮ったその場で、すぐモニターに映せるから。

② ペンタイプでスリムなので、普通は撮れないようなお口の奥までカメラを入れることが出来て、患者さんの苦痛を伴うことなく、難しい位置の写真も撮れるから。

撮った写真は、こんな風にモニターに映してご説明しています。

定期健診のたびに、一眼レフカメラでお口の写真を撮影する歯科医院もありますが、当院ではおこなっていません。

理由は一眼レフカメラで撮影するには、お口の中に撮影用のミラーを入れたり、唇を排除する器具を装着する必要があり、これが結構患者さんに苦痛を与えるからです。

また、ルーティンワークのように定期的に撮影しても、意外と患者さんに見せていない場合があるからです。

何故なら、一眼レフカメラで撮影した画像は、SDカードなどを経由させないとモニターに映せないので、とても手間がかかるからです。

その昔に勤務医をしていた頃、院長先生に「患者さんに見せない写真を撮るのはやめなさい、撮ったら必ず患者さんに見せなさい」と教わりました。

今後も歯や歯ぐきの写真を撮って、患者さんにお口の状態を分かって頂いてから、安心して治療を受けていただきたいと思います。

何歳からフッ素塗布出来ますか?

宝塚市でお子様の虫歯予防をおこなっている小児歯科 笹山歯科医院の笹山です。

「何歳からフッ素塗布は出来ますか?」

小さいお子様の保護者の方からよくお受けする質問です。

当院では早いお子さんでは2歳~2歳半ぐらいからフッ素塗布をおこなっております。

以下は当院のフッ素塗布の流れです。

①虫歯・歯並びの検診

虫歯があった場合は、虫歯の処置を優先します。

虫歯が治ったら後日フッ素をおこないます。

②お口の清掃

電動歯ブラシのような器具で歯の表面を磨いて歯垢を落とします。

③フッ素塗布 

フッ素入りのジェルを歯ブラシでたっぷり歯に塗ります。年齢や治療への適応の程度を見ながら1~3分間フッ素を塗ったままにします。

年齢によってフッ素ジェルの濃度も変えています。

④フッ素の終了

既定の時間が済みましたら、お口に残ったフッ素を吐き出してもらいます。

うがいするとフッ素が流れてしまうので、処置後30分はうがいや飲食を控えていただきます。

⑤頑張ったご褒美

フッ素が上手にできたお子さんにはちょっとしたプレゼントを差し上げています。何が貰えるかはお楽しみ!

 

見過ごし、見落とし、見つかりにくい虫歯 

院長の笹山です。

まずは下の画像をご覧ください。

この歯のどこかに虫歯があります。分かりますでしょうか?

どこにも穴が開いていませんので分からないと思います。

でもかなり大きな虫歯があるんです。

答えはこちらです。(虫歯を削り始めたところです)

最初の写真と見比べると想像できないような虫歯の大きさです。

何故ここに虫歯があるのか分かったのでしょうか?

実はレントゲン検査によって発見したのです。

以下は、この歯のレントゲン写真です。

 

矢印の先の黒丸部分に黒い影がありますね。

これが虫歯です。3か所虫歯になっています。かなり大きいです・・・。

今回は虫歯は赤い矢印部分です。

このようにレントゲン検査は、表面からは見えない虫歯や歯周病を発見させてくれる有効な診断ツールです。

しかし日本では様々な事情からレントゲン検査を敬遠する方もいらっしゃいます。

歯科のレントゲン検査のX線量は本当に微量です。

微量ですが、念のため撮影する時はX線防護エプロンをしています。

(世界には防護エプロンを不要と考え、しない国もたくさんあります。)

こちらもご覧ください↓

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上記のレントゲン写真1枚は、日本人が1年間で空から浴びる自然放射線の150分の1の線量で、なおかつ防護エプロンをしていますので、体への影響はほぼ皆無といえます。

上記のような”隠れ虫歯”は無症状で進むことが多く、更に進行してしまい激痛をかんじてから治療を開始する場合も少なくありません。

レントゲン検査、有効です。

当院では、なるべく見過ごしや見逃しが無いようレントゲン検査を含めて、各種検査をおこなっております。

*無用なX線検査は行いませんのでご安心ください。