定期検診の意味

院長です。

蒸し暑い日もありますが、少しずつ暑さが弱まり朝晩の通勤が楽です。

暑さがひと段落したからか、定期検診の予約が増えています。

 

歯科における定期検診は、いわゆる医科の検診とはちょっと意味合いが異なります。

医科の場合は、悪い所がないか検査することが目的で、悪い所がなければそれで終わりです。

歯科の定期検診でも虫歯や歯周病の検診を行いますが、定期検診時に行うもっと大切なことがあります。

それは歯のクリーニングです。

日常のセルフケアでは落としきれない歯垢(プラーク)や歯石、着色等を定期的にクリーニングすることで

虫歯や歯周病は予防できます。虫歯や歯周病は自覚症状を感じる頃には相当悪くなっています。

一度削った歯は元には戻りませんし、歯周病で痩せてしまった歯ぐきや骨は元通りにはなりません。

歯ぐきや骨を再生させる再生療法といわれる特殊な治療もありますが、定期的なメンテナンスを受けなければ再度失われます。

車や家もそうですが、メンテナンス無しで使い続けられるものはありません。

痛くなる前に、悪くなる前に、定期検診おススメします!

 

ミニひまわりです。タンポポみたいですが、よく見るとちゃんとひまわりしてます^^

DSC_2927

 

 

お口は入り口

院長です。

もう春の恰好している人も多いですね。お洒落さんはすごいです。

私はいまだに真冬の恰好です(-.-)

 

さて最近、お口の中が不潔だとインフルエンザ治療薬のタミフルなどが効きにくくなる可能性があることが

大学の研究で分かったというニュースがありました。

昔からお口は健康の入り口といいますが、病気の入り口でもあるのです。

お口の中が不潔で歯周病や虫歯に感染していると、糖尿病、心臓疾患など全身に影響が及ぶことが分かっています。

最近の当院の傾向として癌治療や心臓などの大きな手術を控えた患者さんの主治医の先生から御依頼状をいただくことが増えました。

御依頼の内容は手術の前に歯周病や虫歯も治療して、お口の中の虫歯菌や歯周病菌を減らしてくださいというものです。

つまりお口の中がキレイでないと、それらの手術や治療の結果に影響が及ぶという事なのです。

まだまだお口と体を別に考えている方が多いのは、私たち歯科医師の情報提供が遅れているからだと思います。

今は影響に対する話が主ですが、全身に特に問題がなくても歯周病がきっかけで他の病気が発症する可能性もいわれています。

ですので、大きな病気を抱える前の元気なうちから歯周病のケアをしておくことは、お口の健康だけでなく、全身の健康にもつながるのです。

栄養をしっかり摂るには、虫歯や歯周病のない歯が大切です。しっかりと咬めることによって唾液の分泌が促進され、消化も良くなります。食事自体の栄養のバランスも大事は大切ですが、お口が健康でないとその効果も落ちてしまいます。

私自身の話ですが、昔より徹底的にセルフケアを行い、デンタルフロスや歯間ブラシなども使うようになってからは、歯ぐきが健康になり、風邪も引きにくくなり、引いても治りが早くなりました。セルフケアで落ちない所はは、歯科用の器具で取ります。

セルフケアと定期的なメンテナンスお勧めします(^^)

 

 

 

 

超音波スケーラー

院長です。

朝晩が涼しくなって、過ごしやすくなりましたね。

9月に入って涼しくなったからか、定期検診の患者さんがたくさんいらしています。8月に検診予定だった方もひと月遅れで結構いらっしゃっています。「暑かったからね~」との事です。

あんなに暑いとちょっと出かけづらいですよね。

DSC_1993

虫歯・歯周病治療と予防メンテナンスに力を入れている当院の診療器具をご紹介します!

こちらは歯石取りなど歯周病治療に使う超音波スケーラーという器具です。

器具の先端についたチップが超音波振動することにより、痛みが少なく、細かい歯垢や歯石を歯を削らずに洗い流します。

毎秒約25000~40000回で振動していますので細かすぎて目には見えません。蚊の羽(プ~ン)は1秒間に520回程度です*Wikipediaより

振動は目に見えませんが器具の先端を水の中につけると、細かい泡が立ち、水面がうねります。

この細かい泡と水のうねりが歯周ポケットに隠れている歯周病菌に効きます。*専門的にはキャビテーション効果といいます。

日常生活でみる超音波というとメガネ屋さんに置いてあるメガネ洗浄器などがありますね。

水槽の中にメガネを入れると、ビィ~ンと振動しながらメガネに付着した細かい汚れを浮き上がらせ、キレイにしてくれる、あの装置です。(当院も滅菌前の器具の洗浄に医療用超音波洗浄機を用いています。)

画像のように上にボトルが付いていまして、この中に殺菌効果のある薬液を入れて器具の先端から流しながら、歯周ポケットを洗浄すると歯周病に更に強い効果を発揮します。

振動の強さを細かく設定できますので歯石取りが痛くて苦手という方も大丈夫です(^o^)

削る音が少ない日

院長の笹山です。

ワールドカップを楽しんでいます。決勝Tは見ごたえありますね。世界の強豪の本気は凄いです^^

 

 

定期的にメンテナンスでクリーニングを受けられる患者様が増えています。

歯科衛生士さんがフル回転です。

メンテナンス患者様の予約が多い日は私の出番が少なくなります(^_^.)

でも本来はそれでいいのです。出来るだけ削らない、抜かないをコンセプトに診療していますので、メンテナンス患者様が多いということは予防が出来ているということですので。

できる限りセルフケアとメンテナンスで虫歯や歯周病を予防して、それでも悪くなってしまった所を再発しないように私がしっかり治すというスタイルで診療しています。

出来るだけ歯を削る機械の音が聞こえないクリニックを目指しています。

 

メンテナンスでは、虫歯や歯周病のチェックに始まり、クリーニングだけでなく、ちょっとした歯ブラシの磨きぐせのチェック

フロスや歯間ブラシなど補助器具の使い方、入れ歯のお手入れの仕方、かみ合わせのチェックなど色々と行います。

これを3~4か月おきに行います。

すこし間隔が短く感じられるかもしれませんが、この間隔でメンテナンスをお受けになると「お口の調子がいい」「歯茎から血が出なくなった。」「腫れなくなった。」という方が多いです。

特にご年配の方にはこのメンテナンスをぜひ受けていただきたいです。

加齢と歯周病により、歯の間に物が挟まりやすくなったり、歯茎が痩せて歯の根っこが露出することで虫歯や歯周病が進みやすくなります。服用されているお薬や加齢による影響でお口の自浄作用がある唾液の分泌が減ることも一因です。

歯ぐきが痩せると隙間などの磨きづらい部分が多くなり、ご自身の歯磨きだけで、キレイにするのはかなり難しくなります。

 

そして30~50代の間の方にもメンテナンスをおすすめします。

日々忙しくて細かいセルフケアまで気が回らない、自信がない、という方でもメンテナンスを受けておくだけで予防効果は高くなります。歯周病は進行がゆるやかなため、ほとんど自覚症状がないまま歯茎や骨がジワジワと痩せていきます。そして自然に治ることはなく、最終的には歯が抜けてしまいます。

50代になって急に悪くなるのではなく、その前の30代からの20年間のメンテナンスが一番大切なのです。

磨ききれない歯垢や歯石をクリーニングで落とすと、お口の中がさっぱりしてとても気持ちが良いですよ(^O^)

 

 

あまりの大きさに思わず撮影しました。最初、マンションかと思いました。セレブリティ・ミレニアムという客船だそうです。

2014-0430-124740122

 

 

 

 

 

 

歯石取りは痛い?

院長です。

夏日ですね。診療室は4台の扇風機(サーキュレーター代わり)が稼働中です。もう少し暑くなったらエアコンも入れます。

 

私が美容室に行った時の話です。

美容師さんが

「歯医者さん、行かなきゃと思うんですが。歯石取りって痛いんですよね。」

「痛かったら手を挙げてくださいって言われても、その時点でもう痛いわけですし…結局ちょっと我慢しちゃいますね。」

とおっしゃっていました。

たしかに痛いって、なかなか言いづらいですよね。

私自身も美容室でシャンプーして頂く時に

「お湯加減いかがですか?」「かゆい所はないですか?」と聞かれて

「ちょっとぬるくしてもらえますか?」「ここがかゆいです。」なんて言えません^^

注)いつも行く美容室は快適シャンプーです!

 

新規でいらした患者様から「前に歯石を取った時に痛くて・・」とお聞きすることが時々あります。

痛みの原因には色々ありますが、当院では出来る限り痛くない歯石取りを心がけています。

さっぱりしたくて行く美容室で、髪を雑に扱われたり、シャンプーでガリガリやられたら行きたくなくなります。

気持ちの良いクリーニングや歯石取りを提供できるように頑張っています。