歯周病」カテゴリーアーカイブ

宝塚市歯周病検診について

当院は宝塚市の歯周病検診実施機関として登録していますので、

歯周病検診についてお問い合わせいただくことがあります。

よくあるご質問

Q、どんな検査をしますか?

A 全体の歯に虫歯がないか?指定された数本の歯に歯周病がないか?を検査します。

Q どんな検査方法ですか?

A 主に視診といって目でみて判断します。また歯周ポケットを器具で測ったり、歯が揺れないかピンセットで動かしたりします。レントゲン撮影は行えませんので正確な状態は把握しかねます。

Q その日に歯石取りや虫歯治療はおこなえますか?

A 原則できません。後日保険証をお持ちいただいての診療となります。

まとめ

35歳以上の90%は歯周病に罹患しているといわれています。

つまり、自分は歯周病じゃないと思っている方のほとんどが歯周病ということです。

自覚症状のないまま進行する病気ですので、まずは市の検診から受けられてはいかがでしょうか?

 

そのセルフケア継続可能ですか? 

当院には

「治療を受けているけれど、歯周病が治らない・・・」

「このままで歯が抜けそうで心配・・・」

など歯周病を気にされて来院される方が多いです。

問診の中で今までどんなセルフケアをされてきたのかもお伺いします。

その話の中で、現在お使いのセルフケアグッズについてもお聞きします。

どんな歯ブラシや歯磨き粉、補助清掃器具、マウスウォッシュ等をお使いになっているかです。

お話をお聞きする中で継続が難しいのでは?と思われるセルフケアを実行されている場合があります。

たとえば、値段の高いケアグッズや特定の経路でしか入手できないケアグッズです。

実際、「薦められてしばらく続けていたけれど・・今はやってません・・」という答えが多いです。

そのセルフケア継続可能ですか?

考える・悩む・疑問

セルフケアは、継続できることが一番大事です。

当院では効果が高く、コストも低く、かつ継続可能なセルフケアを提案していますので、患者さんは無理なく継続可能です。

最初からあれもこれも言いませんし、出しません。

歯周病菌に効果のあるマウスウォッシュ等も基本的なブラッシングが出来るようになってから提案しています。

磨けていないのに、薬を使っても効果は期待できません。

「定期的にちゃんと歯医者でクリーニングを受けている」

「歯ブラシも頑張っている」

のに効果が出ずお悩みの方はご相談いただければと思います。

歯周病で歯を失ってからの老後

歯周病で歯を失ってからの老後・・・

なんだか嫌なタイトルですが、以下のように平均寿命は延び続けています。

平均寿命は、平成22(2010)年現在、男性79.64年、女性86.39年であるが、今後、男女とも引き続き延びて、72(2060)年には、男性84.19年、女性90.93年となり、女性の平均寿命は90年を超えると見込まれている(図1-1-7)。

図1-1-7 平均寿命の推移と将来推計

歯周病が進行しやすい30代後半から50代。

50代で歯を失ってしまったら?

まだまだ先は長そうです。

老後の楽しみの圧倒的1位は「食べること」です。

日本人は、本来歯科医院にかかるべき人の3%しか定期的に通院していません。

定期検診と歯のメンテナンス受けてますか?

自分の歯周病菌を見たことがありますか? 位相差顕微鏡検査

Have you ever seen your periodontal bacteria?

35歳以上の90%以上が歯周病菌に感染しているといわれています。

それだけ高い確率で感染しているというデータがあっても、患者さんは「えっ?私、歯周病なんですか?」とびっくりされる方が多いです。

歯周病というと歯ぐきが腫れて血が出ていて、歯がグラグラになっている状態をイメージされる方が多いです。

そのイメージがあれば、自分が歯周病だといわれてもピンとこないと思います。

もちろんそれも歯周病ですが、歯周病には程度があります。

先ほどのイメージは重症の歯周病です。

軽度の歯周病は、見た目も特に問題なく、自覚症状もありません。

そんな方に歯周病かどうかを知っていただく方法の一つが、位相差顕微鏡による検査です。

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この特殊な顕微鏡に、お口から採取した歯垢をプレパラートに乗せてセッティングすると・・・

診療室

こちらの診療イス正面のモニターに・・・(右側にテーブルに当院の顕微鏡があります)

↓この動画のようなものが写ります↓(閲覧注意まではいきませんのでご安心ください)

https://www.youtube.com/watch?v=Clq0k0JihDM&fs=1&hl=ja%5FJP

当院はフルハイビジョンモニターですので、この動画より、もっとクリアにご覧いただけます。

自分の歯周病菌をモニターでご覧になって患者さんの感想は様々です。

「キャー」「えっ・・・」「何ですか?これ」「うわっ・・」「いーっ・・」

歯周病菌に感染していても、日々のブラッシングと歯科医院で定期的なクリーニングをきっちり行えば、歯周病は悪化せずにコントロール可能です。

定期検診受けてますか?

 

スウェーデンの虫歯学・歯周病学

先日の休日に大阪で「イエテボリ大学 日本スクーリング」をいうセミナーを受講してまいりました。

予防先進国であるスウェーデンのイエテボリ大学の虫歯予防学と歯周病学の教授2名から最新の講義を受けます。

講演前の会場の様子です。受講者の定員は500人だったのですが、満席とのことでした。

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虫歯を削らずに溶かして除去するカリソルブ、歯石を柔らかくして取りやすくして除去するペリソルブについての説明が主でしたが、それよりも聞きたかったのは、予防先進国の歯科事情や研究報告でした。

興味深かったのは、歯周病学の教授が歯石取りにおいてハンドスケーラーに比べて超音波スケーラーの優位性を強調されていたことです。

これは以前から実感していたことですが、歯周病学の権威がそうおっしゃったのでより確信を持つことが出来ました。

ハンドスケーラーが必要な場合もありますが、弊害も色々とあります。

超音波スケーラーに比べて、施術時に時間がかかり、痛みが出やすいです。

また歯石やバイオフィルムだけをブラインドの状態で根面から取るには相当な技術を必要とし、未熟な者が施術すると健全なセメント質や歯根膜を傷つける可能性もあります。

術後の歯肉退縮や知覚過敏等の術後後遺症もハンドスケーラーのほうが起こりやすいです。

何よりも患者さんに不評です。「あのガリガリされるのは、痛くて苦手です」という感想をお持ちの方が今まで結構いらっしゃいました。

私が大学を卒業した頃は、超音波スケーラーはまだまだ認知度が低く、ハンドスケーラーを使いこなせないと歯周治療は出来ないというような風潮がありましたが、時代と共に様変わりしました。

当院では歯石取りを中心とした歯周病治療やメンテナンスは超音波スケーラーをメインにし様々なチップを使い分けて行っております。超音波スケーラーのチップも進化しており、かなり深いポケットでもSRPが可能なものがあります。超音波スケーラーではプレーニングは出来ませんが、今の概念からすると根面の滑沢化は必要ないと考えます。今回の講演でも話されていましたが、分岐部病変など超音波スケーラーほど有用なものはないと思います。

少し話は専門的になってしまいましたが、当院の歯周病治療は「痛くない」「痛くなかった」「凍みない」と患者さんから評価していただいており、

歯周ポケット内をバイオフィルム抑制能のある薬液で洗浄消毒しながら施術しますので改善効果が高い治療です。

最後に・・

この日の講演で聞いた予防先進国の虫歯予防学の教授が推薦された虫歯予防フレーズを紹介します。

2+2+2+2(トゥープラス、トゥープラス・・・・)です。

意味はといいますと・・

① 1日2回以上磨く

② 歯磨き粉は2センチ

③ 2分以上磨く

④ 磨いた後2時間は飲食しない

ということです。覚えやすいですね。ぜひ実践してみてください。

歯磨き粉は当然フッ素入りを使い、磨いた後にゆすぐのは1回だけが効果を高めるコツです。