短期集中歯科治療

当院では短期集中治療は基本的におこなっていません。

積極的にお受けしない理由は、歯の治療は治っているか確認できるまでに一定の日数が必要な治療があり、詰め込みで診療すると治りを確認できずに見切り発車的に進めるので、後で痛みが出たりすることがあるからです。

と、建て前的にはそうなんですが・・

「来月に海外に留学する。」

「次の仕事を始めるまでに歯を治しておきたい。」

色々事情はありますよね。

 

最近も2週間後に海外に3,4年赴任する方の集中治療をおこないました。

10日間ぐらいで7回ほど通っていただき、問題のある箇所はすべて治療しました。

抜歯するか迷った歯もありましたが、ご本人と話し合って残す治療をおこないました。

ちゃんと通ってくださったので、無事終わりました。

 

短期集中の通院における当院からのお願いと、ご了承していただきたいことは

① 予約は基本的にこちらの指定した日時にお越しいただきます。

歯科医師は私一人ですので短期の場合は予約日時のご希望にほとんど沿えません。スミマセン・・。

② キャンセルしないでください。

短期の場合はかなり計画的に治療を進めないと終わりません。中途半端に手をつけてしまうと終わらない治療もあり、治療途中で終わってしまった歯は後で悪化することもあり、結局患者さんにご迷惑をおかけする可能性があります。通院期間中は歯の治療を第一優先にスケジュールを組みましょう。

③ ある程度の問題が残る可能性があります。

通常の通院期間より短く済ませるため、治療内容によっては通常治療期間の治療と同等の結果を得られない場合もあります。

④ 治療は優先順位をつけて悪い歯から治しますが、限られた期間では終わらない可能性があります。

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ノンクラスプデンチャー 6年目

ノンクラスプデンチャーの制作後6年目のケースです。

6年前の完成時↓  ピカピカですね

DSC_0502現在↓

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アームの部分は破損などで2回修理しています。(1回は患者さんの不注意による破損です(^_^;))

人工歯や床部分の着色など経年的な劣化もありますが、まだまだ使えます。

「ノンクラスプデンチャーは持たない、頻繁に壊れる」という意見もお聞きします。

私はノンクラスプデンチャーを診療に取り入れて10年近く経ちますが、 リペアしたり、リベースしてメンテナンスするとちゃんと使えますよ。

長持ちさせるのに大切なポイントは最初の設計とメンテナンスです。

すべての入れ歯において言えることでもありますが、特にノンクラスプの場合は設計が大事です。

これを誤ると「壊れる」「持たない」となります。

アームの適合や破損に関しては色々と対処法があり、最近はあまりトラブルもありません。

もうひとつ大切なことは作る技工士さんの技術ですね。同じ材質でも加工の仕方や設計で持ちが違います。

当院のノンクラスプデンチャーは義歯の中でもノンクラスプに古くから関わっている先駆者的な技工士さんが制作しています。

見つかりにくい虫歯 歯と歯の間

先日、スタッフさん達からバレンタインデーにチョコレートをいただきました。

ありがとうございます! 美味しくいただきました!

今度スタッフさんのご実家がされているお好み焼きさんで食事会をする事になったので楽しみにしています。

 

さて、下の画像の歯は虫歯です。どこだか分かりますか?

180214-001初期の小さな虫歯の場合、自覚症状もなく、見た目ではほぼ分からない。小さすぎてレントゲン写真にも写らない場合もあります。

治療開始↓

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治療中↓

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治療後↓ 比較的小さい虫歯でしたので歯と同じような色の樹脂で詰めて1回で終了しました。

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この虫歯を発見出来るかは、診る側の経験によるものが大きいです。

歯と歯の間に虫歯がないか常に気を付けて診察しているとだんだんと見えるようになってきます。

デビルマンでいうところのデビルアイのような透視力です^^

このように、どこから見ても虫歯に見えない虫歯はしっかりと患者さんにご説明してから治療します。

最初の写真をご覧いただいても、虫歯には見えない。治療後に詰め終わった後の画像をお見せしても、本当に虫歯だったのか分かりません。

ですので少し削って虫歯が見えた段階で虫歯が見える画像を患者さんに見て頂いています。

痛くもない、穴も開いていないのに「虫歯ですね。治療します!」と削られたら不安ですよね?

当院では治療の視える化をおこなっています。

不安や疑問を極力なくして安心の歯科診療を受けていただけるようスタッフと一緒に日々頑張っています。

歯周病に効く薬

宝塚市で歯周病の予防と治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

時々患者さんに聞かれます。

「歯周病に効く薬はありますか?」

「薬  イラスト 無料」の画像検索結果

答えは「あります」です。

歯周病の治療にはブラッシング指導や歯石取りなどが必要ですが、

薬が効くならこんな疑問も思い浮かぶかもしれません。

「面倒な治療をしないで薬を飲めばいいんじゃないですか?」

というわけでもないんです。

歯周病で腫れた急性症状のある歯ぐきは、歯周病菌が増えていますので抗生物質が有効です。

抗生物質を服用すると歯周病菌は減り、たいてい歯ぐきの腫れは引きます。

「腫れたら、また薬を飲めばいいんじゃないですか?」

腫れは引くのですが、歯ぐきが腫れた原因を治療しないとまた腫れます。

歯医者さんで原因となる歯垢や歯石をきれいにするプロケアが必要で、日頃のセルフケアも見直さなければまた再発をします。

耐性菌ってご存知ですか?

抗生物質が効かない? 「スーパー耐性菌」抗生物質が効かない? 「スーパー耐性菌」

抗生物質をくり返し服用すると効きが悪くなったり、抗生物質が効かなくなることがあるんです。

しかも抗生物質を服用した時は歯ぐきだけでなく、全身に効いています。

歯ぐきだけに効いているわけではないんです。

歯科で処方される抗生物質は歯科専用ではなく、医科でも出されている抗生物質です。

原因を除去しないで、再発を繰り返すたびに薬に頼っていると、歯科以外の病院で抗生物質を服用することになっても効きが悪くくなってしまうことがありますの。

医療界では安易に抗生物質を出し続けることが結構な問題になっています。

しかし、今ある腫れに対しては病気の進行や重症化を防ぐために抗生物質は必要です。

「じゃ、どうすればいいんですか?」

やはりセルフケアをしっかり行い、免疫力を高める。

自分で取れない歯石は歯医者で定期的に取ってもらう。

これがいいと思います。

免疫力を高めるには適切な食事、運動、睡眠が大事です。筋トレも有効ですよ^^

朝の歯磨きは、朝食の前?後?

今日は冷えますね

昼休みに窓から外を見ると雪が降っていました。

インフルエンザで小学校などの学級閉鎖が増え始めたようです。

この時期、テレビなどでインフルエンザや肺炎の予防法が特集されることがあり、今回のタイトルようなことも話題になります。

おすすめは朝起きたらまず「うがい」をして「朝食後に磨く」です。

では、なぜ朝食前に磨いたほうがいいのか?

就寝時にお口の中に住みついている細菌は30倍近く増えます。

朝食前に磨いて細菌を減らさないと食べた物にお口の中の細菌がくっついて飲み込んでしまうことがあり、高齢者など体力に衰えが見られる方がインフルエンザや誤嚥性肺炎になることがあります。

誤嚥性肺炎についてはこちらhttps://www.sasayama-dc.com/blog/3371/

ただ、通常飲み込んだ食べ物は食道に入り、細菌は胃酸で死にます。

そのため健康で体力のある人は誤嚥も少ないので、そこまで神経質にならなくても良いと思います。

「朝起きて磨いて、朝食食べてまた磨く・・」 慌ただしい朝に2回磨く・・単純にめんどうですね。

それでしたら寝る前にしっかり磨いて、就寝時に増える細菌の数をできるだけ抑えておくほうが現実的だと思います。

そして朝起きたら食べる前に口をしっかりゆすぐ。これだけでも随分違います。

就寝前と起床後の「コンクールF」が効果的でおススメです。

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