予防接種

院長です。

先日、診療後に近所の内科でインフルエンザの予防接種を受けてきました。

今までほとんど予防接種を受けたことが記憶がなく、それでも1度もインフルエンザにかかったことがありませんでした。

しかし、去年、家族がインフルエンザになった時、予防接種を受けていなかった私は大いに焦りました。

家の中では常にマスクをし、手洗いやうがいを徹底的におこなって凌ぎました(^_^;)

それを教訓に今年は早めに受けておこうと思ったのです。

仕事の性質上、お盆や年末年始でもないのに何日も続けて休むなんてできません。患者さんに大変なご迷惑をかけてしまいます。

今までは家族がインフルエンザになるなんて考えもしなかったので、甘かったです。反省しました。

 

余談ですが、その注射の時に先生から「先生の医院の注射針の太さは何G(ゲージ)ですか?」と聞かれました。

インフルエンザに使う注射針は29Gというサイズだそうです。(数字が大きい方が細くなります。)

当院では注射する部位によって30Gと33Gを使い分けています。

予防接種は皮膚に針を刺しますから、あまり細いと折れたり、曲がったりしてしまうので29Gなのだと思います。

歯科の麻酔注射は歯茎や頬の内側などの粘膜に刺しますから、細くても抵抗がなく入ります。

皆さんはもう予防接種を受けられましたか?

 

 

LED

院長です。

定期検診の患者さんがたくさんいらしています。皆さん、継続的に通院されていらっしゃるので、大きな問題もありません。

定期的にメンテナンスでの通院を継続されますと、少しずつですが、歯が長持ちしていることを実感できるようになります。

 

さて、青色LEDでノーベル賞受賞です。凄いですね。

青色のおかげで3原色が揃って色々な色のLED照明が出来たという事ですから、当然かもしれません。

歯科でもLEDは重宝しています。

これがないと診療できないくらい使用頻度の高いLEDヘッドライト。お口の中を明るく照らします。

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虫歯を削った後につめる樹脂を固めるためのペン型LEDライト。昔の物と比べて硬化が早く、お口を開けている時間も短くて済みます。

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歯を削る道具の先にもLEDライトがついています。

今はLEDがないと診療できないですね。

ありがたいです。

 

 

 

 

待合室の絵

 

 

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これは待合室の壁にかけている絵です。

実は患者様がご趣味で作られている作品なのですが、時々持ってきてくださるので、飾らせていただいているのです。ご趣味といっても教室や作品展なども開かれている方なので本格的です。

この作品は紫陽花を押し花にして作られています。

今までに他にも風景画など色々な作品を飾らせていただきましたが、全部本物の花や草を使用されているそうです。しかも、その作品に使う草花もご自身で育てられているのだそうです。すごいですね!

ご覧になった患者様から「いい絵ですね」と言っていただいた時に、「これは押し花なんです」とお伝えすると、とても驚かれます。

診療室の中に飾らせていただいている作品もありますので、機会があればご覧になってください(^O^)

 

 

歯の型採り

院長です。

涼しい秋が待ち遠しい今日この頃です。

私は春と秋が好きなのですが、先日お会いした人で「秋は寂しい感じがして本当に嫌いだ」という人がいました。

人それぞれあるものですね。

 

さて、入れ歯やかぶせ物を作るために歯型を採ることを歯医者さん用語で「印象を採る」といいます。

やわらかい粘土のようなものを、型採り道具に盛ってお口のなかに入れます。数分待って固まったら外します。

歯の型採り、外すまでちょっと苦しいですよね。苦手な方も多いと思います。

その型採りなのですが、できるだけ精密に歯型と採ることで、適合の良い被せ物や入れ歯ができます。

被せ物や詰め物が歯にピッタリ合っていないと隙間から2次虫歯になったり、隙間から接着剤が溶け出して外れやすくなってしまいます。

また入れ歯の場合ですと、入れ歯による痛みの原因になる場合もあります。

色々な要素があるので歯に装着する前は、ある程度の調整は必要ですが、型採りが正確にできていないと調整にすごく時間がかかります。

(調整時間が長い=歯に合っていない・・というわけではありません。噛み合わせによっては調整に時間がかかることもあります)

最近、必要以上に調整に時間がかかる事が何度かあり、合わなくて型採り自体をやり直すこともありました。

しかし、大切な歯の代わりになるものですので、中途半端なものは入れられません。

型採りの材料や方法などを0から見直しをしました。

型採りについて書かれた文献を古いものから新しいものまで読み込み、歯を作っていただいている歯科技工士さんと意見交換をし、スタッフにも協力してもらって、色々と改善策を講じました。

材料の性質などもあり、エラーをゼロにすることはできませんが、できる限り調整を少ない被せ物や入れ歯を作りたいと考えています。

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子供は小さな大人じゃない

夏休みももうすぐ終わりですね。

今日もかわいいお子さんが検診とフッ素塗布に来てくれました。

元気いっぱいでこちらも元気をもらいました。

実は歯医者になったばかりの頃、子供の治療が苦手でした。

急に動かれると歯を削る機械が舌や唇にあたって怪我させてしまいますし、とにかく色んな事に神経を使います。

ある日、どうしても治療中に舌が動いてしまう子がいました。

何度も「危ないから舌を動かさないでね」と言っても出来ません。

こちらも怪我させてしまったら大変なので必死なってしまい、だんだん口調が強くなってしまいました。

するとその子が自分のお口の中に手を入れました。

見ると、指で舌をつまんで動かないようにしたのです。

ハッとしました。その子なりに考えてそうしてくれたのです。

もちろんその状態では治療は出来ませんが、ムキになっていた私は我に返りました。

そして小さな子供にムキなってしまって恥ずかしいな、申し訳ないなと反省しました。

歯医者になりたての15年前の話です。