口臭の原因

満員電車や人ごみでふと気づいてしまった時、

その場からご遠慮したくなることってありますよね?(^_^;)

口臭が届く距離は?

そうです。口臭の話です。

口臭には大きく分けて2つの原因があります

1つ目は生理的口臭です。 これは病気でなく、人間が生きるという活動の中で自然と発生する口臭です。代表的なものは以下の4つです

①加齢性口臭 加齢に伴い口臭をカバーする唾液の分泌が少なくなります

②起床時口臭 起床時は口腔内の細菌が増殖していて、唾液も少なくなっています

③空腹時口臭 空腹時は唾液が少なくなります

④緊張時口臭 緊張時は唾液が少なくなります

2つ目は病的口臭です。こちらは何らかの病気が原因で発生する口臭です。                  代表的なものは以下の3つです

歯科疾患 虫歯 歯周病 舌苔 口腔粘膜の炎症

耳鼻科疾患 咽頭の炎症 副鼻腔炎(鼻づまりによる口呼吸は口が乾燥しやすく口臭の大きな原因となります。)

全身疾患 糖尿病 肝疾患 腎疾患

ここまでご覧になってお気づきの方もいらっしゃると思います。

口臭を減らすには唾液の分泌が大事です。

匂いというものは乾くとより強く感じます。

唾液で十分に湿っているお口の中は多少の問題があっても匂いません。

ですので生理的口臭を軽くするには唾液の分泌を促してあげます。

唾液の分泌を促すには舌のトレーニングやガムを丸めて舌の上の乗せておくガム法などがあります。

また虫歯や歯周病があり、お口の中に虫歯菌や歯周病菌が多い状態ですと唾液もネバネバしてしまい、口臭をカバーしにくくなります。虫歯や歯周病をコントロールすると唾液の分泌が良くなり、サラサラの良い唾液に変わります。

いくら唾液がたくさん分泌されていても虫歯や歯周病があると口臭は防げません。

以上口臭の原因についてでした。

 

10年ぶりのホワイトニング

宝塚市 宝塚南口 歯医者 笹山歯科医院 院長の笹山です。

10年ぶりに自分の歯を、ホワイトニングしました。

ホワイトニングをはじめた記事はこちら↓

ホワイトニングはじめました × ホワイトニング歯磨き粉ってどう?

そして2週間のクールが終わり、ホワイトニングが終わりました。

久しぶりにホワイトニングして、感じた事をざっくばらんに書きます。

まずマウスピースを2時間装着するのは、意外と煩わしいということです。

DSC_0561

マウスピースをしている間の飲食は基本できません。飲み物はストローを使えば飲めます。

また、ホワイトニングのマウスピースは薄いので、歯ぎしり用と比べると装着感はマシなのですが、やはり会話するのは、しにくいです。

軽い舌足らずのようになります。(ザキヤマさんみたいな感じです。)

大人で1日2時間この状態で時間を取られるのは、ちょっと面倒ですね。

寝る時に装着するという方法もありますが、基本は2時間と決められているので、副作用が出ても自己責任になりますし。

寝る時は余計な物をつけずに寝たいものです。

濃度の濃いジェルで装着時間を短縮する方法もあります。

しかし以前お書きしたように、濃度が濃いとホワイトニングの効果が大きい反面、痛みや知覚過敏などの副作用が出る確率も上がります。

今回の2週間を終えて、歯はかなり白くなりました。

10%のホワイトニングジェルでも十分効果はあります。

しかし、これを数年後にもう一度やるとなるとちょっと・・・というのが正直な感想です(やるかどうか別にして・・。)

ホワイトニングは、数か月から数年で少しずつ後戻りしますので。

後戻り対策としては「タッチアップ」といって後戻りし始めた頃に、ホワイトニングを再度行うとそれほど日にちをかけなくても元の白さに戻ります。

そこで今回外国産の濃度の濃いジェルを個人輸入して使ってみる事にしました。

副作用などは個人差はあると思いますが、その辺も自分で試してみて体験してみたいと思います。

高濃度ホワイトニングジェルについて知りたい方はこちらもどうぞ↓

高濃度ホワイトニングジェル

ホワイトニング Before&After

 

歯周病になりやすい場所

口の中でも歯周病になりやすい場所となりにくい場所があります。

歯周病は歯と歯茎の境目から進行しますが、歯と歯ぐきの境目でも場所によって歯周病のなりやすさが違うんです

①歯の表側の歯と歯茎の境目

②歯の裏側の歯と歯茎の境目

③歯と歯の間の歯と歯茎の境目

一番なりやすいのは③の歯と歯の間の歯と歯茎の境目です。

この歯と歯の間の「コル」といわれる「くぼみ凹」が歯周病菌の溜まりやすい場所です。

コルは他の部分の歯ぐきと比べても、抵抗力も弱いので、要注意です。

 他の場所と比べて歯周病に2.5倍なりやすいというデータもあります。

とくに30代を超えると歯と歯の間が多少空いてきて、歯に食べ物が挟まったりしやすくなります。

この時点で歯間ケアを始めるのがベストです。

しかし今まで歯ブラシしかしてこなかった人が、歯ブラシより使いにくい歯間ブラシやフロスを使っても挫折する方が結構多いんです。

そんな場合にはまず「取っ手付きのフロス」から始められるといいと思います。

「Y字フロス」の画像検索結果

「Y字フロス使い方」の画像検索結果

ultra_floss_01ultra_floss_01

欧米ではセルフケアにフロスや歯間ブラシを使うのは当たり前。日本は何故か使用率が低いんです。

1日1回夜の歯磨きの後にするだけでも、むし歯と歯周病予防に大きな効果があります。

高い歯磨き粉

歯磨き粉

時々患者さんとこんな会話があります。

「歯磨き粉って何をお使いですか?」

「高いの使ってます。」

「どんな効果を期待して高いのを使っていらっしゃるんですか?」

「歯周病とかに効きそうだし、安いのより良さそうな気がして」

 

高い歯磨き粉って、いくらぐらいから高いんでしょうか?

500円以上するとちょっと高いかな、1000円以上すると結構高い。そんな感じでしょうか?

118

高い歯磨き粉の効果について、個人的な見解を言わせていただくと

高い歯磨き粉に値段に見合った効果があるかは少々疑問です。

高い歯磨き粉のパッケージを見ると相応の効果を謳っていますが、歯磨きの基本は歯ブラシが歯面にしっかり当たってプラークを落とすことです。

プラークを落とせていない(磨けていない)状態で殺菌や消炎を期待するのは難しいです。

では虫歯や歯周病予防に効果のある歯磨き粉はどんな基準で選べばいいのでしょう?

基本は「長時間磨けて、歯を傷つけず、フッ素が適量入っている」だと考えます。

具体的には・・

①フッ素が入っている

フッ素については否定的な意見もありますが、やはり虫歯予防の効果については疑いようがないと考えます。

②低研磨剤

研磨剤が多いと歯の状態によっては、歯に細かい傷がついたり、知覚過敏を起こしたりすることもあります。

③低発砲

泡立ちが多いと磨けていないのに泡で磨けた気になってしまうことがあります。

また泡立ちが多いとゆすぐ回数も多くなるのでせっかくのフッ素などの薬効成分が流れてしまいます。

口の中が泡だらけになりませんので長時間磨けます。

④低香味

メントールなどのスーッとする成分が強いと③と同じ理由と磨けた気になりやすく、ゆすぎが多くなりがちです。

高価な歯磨き粉で①~④を満たしたうえで+αの薬効があれば価値はあると思います。

かかりつけの歯科医院で、ご自分にあった歯磨き粉を選んでもらうのもよいでしょう。

当院では歯磨き粉は大きく分けて3種類扱っています。患者さんの症状や用途に合わせて最適な歯磨き粉を提案させていただいています。

ホワイトニングはじめました × ホワイトニング歯磨き粉ってどう?

宝塚市 宝塚南口 歯医者 笹山歯科医院 院長の笹山です。

22129164

ではなく・・

「ホワイトニングはじめました!」

といっても当院は以前からホワイトニング治療を行っています。

「ホワイトニングはじめました」のは私です。

自分の歯をホワイトニングするのは、3回目くらいで今回は10年ぶりくらいです。

随分してなかったなぁ~。

きっかけは最近、患者さんから

「歯に着色(茶渋やコーヒーの色素など)が付きやすいので何とかなりませんか?」

というご相談が何度かあったことです。

また

「歯を白くする歯磨き粉ってどうですか?」

「ホワイトニング歯磨き粉って効果ありますか?」

というご質問も時々お受けします。

ホワイトニング歯磨き粉は私も使った事がなかったので、ホワイトニングまたはステインを落とせるといわれる歯磨き粉を、自分で何本か試してみることにしました。

しばらく使ってみた結果ですが、やはりついてしまった着色を歯磨き粉で落とすのは難しいですね。というよりほぼ不可能かもしれません。

歯磨き粉で歯が白くなったと感じた人は、歯の表面に古いプラークなどがついていて、黄ばんだりしていたのではないかと思われます。

茶渋などの着色は、歯磨き粉ではなかなか落ちません。

ただし、ホワイトニング歯磨き粉で着色をつきにくくすることは可能です。

日々、歯の表面につく着色を沈着する前に落としてしまえば、着色が沈着するのを防げます。

当院でも着色のつきにくくなるホワイトニング歯磨き粉(歯科医院専売品)を取り扱っています。

通常のホワイトニング治療も、もちろんおこなっています。

当院は自宅で自分でおこなう、ホームホワイトニングをお薦めしています。

話は逸れましたが、ホワイトニング歯磨き粉であれこれやっているうちに、やはり手早く確実に白くするのはやはり「ホワイトニング治療」という原点に舞い戻りました。

およそ2週間、ホワイトニングジェルを入れたマウスピースを1日2時間装着します。

マウスピース↓

DSC_0561

ホワイトニングジェル↓

DSC_0559

これは10%過酸化尿素のホワイトニングジェルです。

もっと濃度が高い外国産のホワイトニングジェルを扱う方法もありますが、

濃度が高いと漂白効果は上がる反面、知覚過敏や痛みなどの副作用も出やすくなります。

10%ジェルでも説明書通りに使用していれば、十分白くなりますよ。

ホワイトニングって何日くらいで白くなるの?についてはこちらもどうぞ↓

ホワイトニングのよくある質問 どれくらいで白くなる?

ホワイトニング Before&After