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大人の虫歯 ~隠れ虫歯編~

台風一過の月曜日。

晴れ間が広がり気持ちいいですね。

さて、今回は隠れ虫歯のお話です。

2本の奥歯のうち小さい奥歯が虫歯です。

どこだか分かりますでしょうか?

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少し削った状態から治療が終わるまでの流れを見てみましょう!

171021-002だんだん茶色の虫歯が見えてきました

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これが虫歯の本丸です

171021-004最初の画像からこんな虫歯が潜んでいたなんて想像できますか?

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治療後です

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削った穴を歯と同じようなプラスティック(コンポジットレジン)で詰めて1回で治療を終了しました。

*ちなみに歯の溝の茶色い部分は、進行の停止しているごく浅い虫歯ですので削っていません。

歯科医も何年も経験を積むと穴が開いていなくても、このような隠れ虫歯があることが見て分かります。

透視することが出来るようになるんです・・

というのは冗談で、歯の間が虫歯になると歯の表面が若干濁ったような色に変わるんです^^

その微妙な色の変化を見逃しません。

確認のためにレントゲン写真を撮ったところ、やはり歯の間に虫歯がありました。

このような隠れ虫歯に、患者さんがご自身で気づくことはほぼ不可能です。

定期検診や他の歯の治療で来院された時に、偶然発見されることがほとんどです。

患者さんが気づく頃には大穴が開いて、凍みたり、痛みを感じたりするまで進行してしまっていることがほとんどです。

そうすると処置も1回では終わらないことがあり、なかなか大変なことになります。

当院では「視える・分かる・納得できる」の治療を心がけていますので、見えづらい分かりにくい部分の治療にはこのような写真を撮影して患者さんにお見せしながら治療しています。

もうすぐ11月。

11月8日は、いい歯の日。

定期検診受けていますか?

 

 

 

 

 

お子さんの虫歯予防のコツ 

学校検診シーズンも終わり、お子さんが学校から検診結果を持ち帰る頃です。

お子さんの虫歯予防にどんなことを気をつけていますか?

「甘いものをあまりあげない」

「仕上げ磨きを欠かさない」

色々あると思います。

虫歯予防のポイントは

①フッ素入り歯磨き粉で磨く。磨いたら1回しかゆすがない

②小学校5年生くらいまでは毎晩仕上げ磨きを必ずおこない、歯と歯の間も清掃(糸ようじがおすすめ)

③乳酸飲料・炭酸飲料・スポーツドリンクは極力与えない。

④歯科医院で定期的にフッ素塗布の処置を受ける

⑤間食は1日1回

この5つを気をつければ、そうそう虫歯は出来ません。

当院では虫歯のあるお子さんの保護者の方に虫歯予防アンケートをご記入いただき、虫歯予防について

カウンセリングする時間を設けています。虫歯は防げる病気です。ちょっとしたコツをつかめば予防できますよ。

「虫歯予防 イラスト 無料」の画像検索結果

学校検診の結果 虫歯無しならOK?

学校検診シーズンですね。

私もこの時期は幼稚園、保育園や高校などの歯科検診に出かけます。

お母さん方は近々お子さんが持ち帰った歯科検診の結果をご覧になることと思います。

検診結果は書式はそれぞれありますが

主な項目は

①虫歯の有無

②歯肉や歯垢の状態

③歯並びや噛み合わせ

④顎の関節

などです。

この項目の中で一番気になる項目はなんでしょう?

やはり①の虫歯の有無でしょうか?

虫歯が無いのは確かに良いことです。

しかし・・

歯肉炎や歯垢の状態が要指導や要治療だった場合どうされますか?

「虫歯じゃないし、まぁいいか」となっていませんか?

これが意外と落とし穴なんです。

今のお子さん達は昔と比べて虫歯が減っています。

それはとっても良いことなんですが、

逆に昔より歯肉炎は増えています。

現代食は柔らかくてあまり噛まなくても飲み込める食べ物が多くなったことで、歯垢が残りやすくなっています。

歯肉炎は将来歯周病に移行する可能性があります。

歯周病の歯茎のイラスト

虫歯と歯周病は原因菌が違うので、虫歯が無くても、歯周病になります。

学校検診で歯肉炎にチェックが入っている場合は、歯科医院でブラッシングチェックや歯石除去を受けられれることをオススメします。

「家では何度言ってもちゃんと磨かないんです。」なんてお子さんも、歯医者さんで指導を受けると意外に磨くようになりますよ^^

歯周病になりやすい場所

歯周病になりやすい場所?

「は?」「口でしょ?」

そうなんですが・・・(^_^;)

その口の中でも歯周病になりやすい場所となりにくい場所があるんです!

歯周病は歯と歯茎の境目から進行しますが、歯と歯ぐきの境目でも場所によって歯周病のなりやすさが違うんです

①歯の表側の歯と歯茎の境目

②歯の裏側の歯と歯茎の境目

③歯と歯の間の歯と歯茎の境目

一番なりやすいのは③の歯と歯の間の歯と歯茎の境目です。

「歯間部 コル」の画像検索結果

この歯と歯の間の「コル」といわれる「くぼみ凹」が歯周病菌の溜まりやすい場所です。

 他の場所と比べて歯周病に2.5倍なりやすいというデータもあります。

とくに30代を超えると歯と歯の間が多少空いてきて、歯に食べ物が挟まったりしやすくなります。

この時点で歯間ケアを始めるのがベストです。

しかし今まで歯ブラシしかしてこなかった人が、歯ブラシより使いにくい歯間ブラシやフロスを使っても挫折する方が結構多いんです。

そんな場合にはまず「取っ手付きのフロス」から始められるといいと思います。

「Y字フロス」の画像検索結果

「Y字フロス使い方」の画像検索結果

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欧米ではセルフケアにフロスや歯間ブラシを使うのは当たり前。日本は何故か使用率が低いんです。

1日1回夜の歯磨きの後にするだけでも、むし歯と歯周病予防に大きな効果がありますよ!

多め?少なめ?あの量

歯磨き粉の量ってどれくらいがいいのでしょう。

一昔前に言われていたのは、多く盛ってしまうと泡立ちが多くなり、磨けていないのに磨けたつもりになるので「少なめ」がいいといわれていました。

しかし今は違います。最近の歯磨き粉は低発砲の物が増え、フッ素も適正量入っている物が多いので

多少多めの方がフッ素がお口に残ってよいとされています。

下の図をご覧ください。

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これが適正量です。

しかし歯磨きすると唾液などでフッ素は薄まりますから、この倍くらいでもいいと考えています。

そして磨いた後にあまりゆすがないようにすることもフッ素をお口の中に多く残すコツです。

なるべくゆすがないようにするのに有効な歯磨き粉は

①泡立ちが少ない → 泡立ちが少ないとすすぎが少なくて済みます。

②味が薄め → 味が濃い(ミント成分などが強い)としっかりゆすがないとピリピリします。

③研磨剤が少ない → 研磨剤の粒子が多いと口の中に残るのでゆすぐ回数が多くなります。

以上①~③を兼ね備えた歯磨き粉は歯科医院で扱っていることが多いです。

当院でも目的に合わせた予防グッズが各種取り揃えています。お試しも可能ですよ。