子供の歯型、大人の歯型

宝塚市で小児歯科、小児矯正治療をおこなっている歯医者 笹山歯科医院の笹山です

当院ではこどもの歯並び矯正に力を入れています。

こどもの歯並びで一番多いのは、凸凹歯並びです。

それを治す装置は、主に拡大床という矯正装置でおこないます。

拡大床↓

この装置を作るためには歯型を採って、歯の模型を作る必要があります。

年長さんくらいから治療を始めることが可能な治療方法ですが、

この歯型を採るというのが、ハードルの高い最初の壁となります。

小さいお子さんは歯型を採るのは当然初めてのことですし、嘔吐反射も強いので、歯型材料が固まるまで数分間がなかなか大変です。

当院ではなるべく苦しくないように歯型を採る工夫をおこなっていますので、大体OKなのですが、時には無理な時もあり、少し期間を開けて再チャレンジすることもあります。

子供の歯の模型

大人の歯の模型と比べるとこんなに大きさが違います。右の上下が大人の模型

 

 

当然歯型を採るトレーの大きさも違います。

先日は拡大床を作るためにお子さんの歯型取りがありました。

頑張ってくれたので、綺麗な歯型が採れました。これで拡大床が作れます。

今後の矯正治療も頑張れるように、しっかりサポートしていきます!

歯医者はどんな歯ブラシや歯磨き粉を使っているのか?セルフケアの仕方は?

 

「歯医者さんって自分の歯はどうやってセルフケアしてるのかな?」

「高い歯ブラシとか歯磨き粉を使ってるのかな?」

「一般の人と何か違いがあるのかな?」

興味のある方がいらしたらと思い、特別なことはしていませんが、

院長の笹山が実践している歯のセルフケアについて書きます。

以下①~⑧の順におこないます。

① 歯磨き前に、まず水で口をゆすぎます。

② 歯間ブラシを通します。

③ フロスを通します。

先に歯と歯の間を掃除することで、後でつける歯磨き粉の成分が歯と歯の間に浸透しやすくなります。

④ 歯磨き粉をつけずに歯を磨きます。

5分程度。

舌で歯の表面に触れてみて、歯の表面がツルツルするまで磨きます。

実は歯磨き粉を付けない方が泡立ちもなく、長時間磨けます。

また、歯磨き粉による滑りもないので、歯の表面にダイレクトに毛先が当たって、磨き残しが少なくなります。

⑤ 水でゆすぎます。

⑥ 歯磨き粉をつけて磨きます。

2分程度。

綺麗になった歯の表面を、歯磨き粉の有効成分であるフッ素やその他の成分でコーティングする感覚で磨きます。

シャンプーでいう、リンスやトリートメントのような使い方です。

磨くというより、塗るという感じです。

歯磨き粉の研磨剤の効果で歯の着色(茶渋など)もつきにくくなります。

⑦ 口に溜まった歯磨き粉を吐き出します。

水で1回もゆすがない。

歯磨き粉の有効成分をなるべく歯に残して、虫歯や歯周病の予防効果高めるために水でゆすぎません。

⑧ 寝る前はコンクールFでうがいします。

うがいは、歯みがきが終わってから15分以上(フッ素等の有効成分効いて、歯の表面のPHが中性に戻るのにかかる時間。)時間を空けます。

歯の表面をコンクールFの有効殺菌成分であるグルコン酸クロルヘキシジンでコーティングして、寝ている間の菌の繁殖を抑えます。

以上の①~⑧を夜におこないます。朝と昼は時間短縮のため、朝は舌クリーナーと⑤、⑥のみ。昼は⑤、⑥のみをおこなっています。

現在の使用中のセルフケアグッズ

・歯ブラシ オーラルケアのタフト24 M

・歯磨き粉 ライオンのブリリアントモア または、バトラーのCHXペースト

・歯間ブラシ ドラッグストアで買った物

・フロス ライオンのウルトラフロス

・うがい薬 ウェルテックのコンクールF

舌クリーナー  Ciメディカル ゼクリン

こんな感じですが、グッズについてはドラッグストアで売っていないものもあります。興味のある方は来院の際にお気軽にお尋ねください。

以上「歯医者はどんな歯ブラシや歯磨き粉を使っているのか?セルフケアの仕方は?について」でした。

皆さまのお口の健康の参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

歯ぐきが下がる(痩せる)原因は?対策は?

宝塚市で歯周病の予防と治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

「歯ぐきが下がるのは年齢のせいですか?」

患者さんからよく聞かれる質問です。

年齢も多少の要因になりますが、

歯ぐきが下がる原因は、いくつかあります。

① 歯周病

② オーバーブラッシング(必要以上の力を入れて歯を磨くこと。)

③ 歯ぎしりや食いしばり

④ 歯並びが悪い

⑤ 不適合な被せ物

などが考えられます。

下の図のように、アジア人は欧米人と比べて、歯ぐきや骨が元々薄いので、下がりやすいのです。

対策としては上記の①~⑤を改善するということになるのですが、

気を付けていただきたいのが、②のオーバーブラッシングです。

「弱い力で優しく磨かないと、歯ぐきが痩せてしまう!」と考えて、

軟らかい歯ブラシで、弱すぎる力で磨いてしまうと別の問題が浮上します。

歯垢が落としきれずに、歯周病や虫歯の原因となってしまうことがあるのです。

歯磨きの時の力加減は、ご自身の歯ぐきのタイプ(厚みなど)によって変わりますので、歯医者さんで実際に診てもらって、アドバイスを受けられるのが良いと思います。

以上「歯ぐきが下がる(痩せる)原因は?対策は?」でした。

参考にしていただければ幸いです。

最近の出来事

宝塚市で歯周病の予防と治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

先日の雪の日。

朝、駐車場のポールが凍ってしまい、抜けないのでお湯を注入して解凍。

翌日ポールの穴の水が凍ってしまい、更に抜けなくなり、3回ほどお湯をかけて何とかポールを抜きました。ポールの凍結をお湯で溶かしたら、ポール穴の水は抜いておきましょう。

出勤時の診療室の気温、湿度。

朝一番最初に出勤するのは、院長の私ですので、スタッフが出勤する頃には12,3℃まで上がります。診療開始時間には20℃近くまで上がりますので、安心してご来院下さい(笑)湿度も50%くらいまで上がります。

最近の出来事でした。

 

 

 

 

歯間ブラシとフロスは両方やった方がいいんですか?

 

患者さんから時々聞かれる質問の

「歯間ブラシとフロスは両方やった方がいいんですか?」

についてです。

フロス

歯間ブラシ

下の画像のように歯と歯の間に、細い歯間ブラシすら入る隙間の無い場合は、フロスだけでOKです。

 

次の画像のように歯と歯の間に隙間がある場合は歯間ブラシをメインに、フロスをサブで使った方がいいです。

「これだったら歯間ブラシだけでいいんじゃない?」って思われるかもしれませんが、歯間ブラシとフロスは役割が少し違います。

以下の画像をご覧ください。

歯間ブラシは赤の△ゾーン緑線の歯と歯の間の内側の面の汚れを落とします。(フロスで補うことも可能ですが、歯間ブラシの方が確実に落ちます。)

フロスは青〇の歯と歯が接している部分の汚れを落とします。

歯周病や虫歯を予防するなら歯間ケアは必須です。

参考にしてくださいね^^