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バイオガイアのプロデンティスでロイテリ菌を試す

以前プロバイオティクスについてブログに書きました↓

プロバイオティクスと歯科

今の所、当院に導入の予定は無かったのですが、百聞は一見にしかず。

やらずに否定するのは好きじゃないので、自分で試してみることに。

Amazonでポチっと誰でも購入可能です。

バイオガイアジャパンのロイテリ菌2億個入りのタブレット↓

中身はこんな感じで直径1.5㎝ぐらいのタブレットです。

効用はこんな感じ

これは箱に同封されています。

今日から30日間。

毎日摂取します。

お口の中の菌叢を変える目的ですので、トローチのように舐めて溶かします。

飴でもすぐ噛んで終わらせてしまう自分なので、ちょっと面倒。

続くかな・・(^_^;)

続いたら結果報告します。

 

 

 

 

 

 

 

 

プロバイオティクスと歯科

最初にお詫びします。

この記事は、プロバイオティクスの虫歯や歯周病へ効果や解説の記事ではありません。

「プロバイオティクス」で検索してたどり着いた方、ゴメンナサイm(__)m

最近時々ですが、患者さんからプロバイオティクスにまつまるご質問をいただくことがありました。

効果の有無は別として、個人的には必要ないと考えています。

「ブラッシングさえしっかりしていれば大丈夫」という気はありません。


砂糖の摂取回数の制限、適度なブラッシング、高濃度フッ素入り歯磨き粉、コンクールF、フッ素洗口剤、フロスまたは歯間ブラシ、舌クリーナー、歯科医院における定期的なクリーニング。

以上で虫歯も歯周病も十分に予防出来ると考えています。

具体的なレシピです↓

① 砂糖の摂取回数を制限する

② 朝晩2回、高濃度フッ素入り歯磨き粉を歯ブラシに2センチ盛って、2分以上のブラッシング、磨いた後にゆすぐのは2回まで、その後2時間飲食しない

③ 寝る前フッ素洗口してからコンクールF洗口、その後寝るまで飲食しない。

④ 1日1回夜にフロス、または歯間ブラシ

⑤ 起床時舌クリーナー

⑥ 3か月毎の歯科医院における定期的なクリーニング。


実際当院に予防で通われている患者さんで上記がある程度出来ている方は、ほとんど虫歯や歯周病がありません。

最新の情報を取り入れることは欠かさないようにしていますが、導入においては本当に患者さんに効果や利益があるのかをよく検討するようにしています。

当院では科学的根拠があり、ローコストで持続可能な予防歯科をおススメしています。

 

歯ブラシの大きさ 適切ですか?

まずはこの歯ブラシをご覧ください↓

これは昭和50年代に歯科医院で推奨されていたローリング法をいう磨き方を実践するための歯ブラシです。

今の歯ブラシと大きさを比べてみましょう

白い歯ブラシが昭和の歯ブラシで、青が今の歯ブラシです。

ヘッド(毛の部分)の横幅は白の歯ブラシが25ミリ、青が18ミリです。

歯ブラシのヘッドは小さい方がいいです。

20ミリ以内ぐらいがいいですね。大きいと細かい部分磨けず、磨き残しやすくなります。

ちなみに昭和の歯ブラシは倉庫の奥に在庫として残っていたもので、幼稚園から小学生の低学年用の歯ブラシです。

青の歯ブラシは大人用ですので、40年前の子供用の歯ブラシが、いかに大きかったか分かると思います。

しかも毛が異常に硬いです。

私は、先代である父からこの歯ブラシで磨くように言われましたが、子供も歯ぐきはデリケートで痛みに敏感ですから、痛くてロクに磨けませんでした。

”たわし”で乾布摩擦するようなものです。

ということで私は歯医者の子供でしたが、歯磨きが痛いので大嫌いでした。

元々歯が割と丈夫でしたので、幸い虫歯にはなりませんでしたが、もし歯が弱かったら虫歯だらけになっていたでしょう。

以上、歯ブラシの大きさについてでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

歯磨き粉はつけなくていい?

先日、私のブログをお読みになった患者さんから質問をいただきました。

「歯磨き粉ってつけないほうがいいって言われたんですけどどうなんですか?」

答えは、断然つけたほうがいいです。

歯磨き粉を付けないと

歯に着色がつきやすくなります。

フッ素による虫歯予防効果がなくなります。

最近の歯磨き粉はプラークを分解しやすくする成分や殺菌効果の期待できる成分も入っていますので

使うべきです。

昔の歯磨き粉は、フッ素も入っておらず、泡立ちが多く、ミントなどのハッカ成分も多かったので

どちらかというとお口直しに歯をスッキリさせるガムのような存在でした。

研磨剤も粗いものが入っていたので、歯の表面を傷つける恐れもありました。

最近の歯磨き粉は低香味料・低発泡・低研磨剤・高濃度フッ素が基本ですので、歯磨き粉は虫歯や歯周病予防のために使うべきなのです。

ただし一番大事なことは、磨くべき所に歯ブラシがちゃんと当たっているかです。

「磨いている」と「磨けている」は大きく異なりますので、歯医者さんで検診時に正しくブラッシング出来ているかチェックしてもらいましょう!

ブラッシングの時間・回数・歯磨き粉の量・ゆすぐ回数については、こちらを参考に↓

https://www.sasayama-dc.com/blog/4921/

 

スウェーデンの虫歯学・歯周病学

先日の休日に大阪で「イエテボリ大学 日本スクーリング」をいうセミナーを受講してまいりました。

予防先進国であるスウェーデンのイエテボリ大学の虫歯予防学と歯周病学の教授2名から最新の講義を受けます。

講演前の会場の様子です。受講者の定員は500人だったのですが、満席とのことでした。

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虫歯を削らずに溶かして除去するカリソルブ、歯石を柔らかくして取りやすくして除去するペリソルブについての説明が主でしたが、それよりも聞きたかったのは、予防先進国の歯科事情や研究報告でした。

興味深かったのは、歯周病学の教授が歯石取りにおいてハンドスケーラーに比べて超音波スケーラーの優位性を強調されていたことです。

これは以前から実感していたことですが、歯周病学の権威がそうおっしゃったのでより確信を持つことが出来ました。

ハンドスケーラーが必要な場合もありますが、弊害も色々とあります。

超音波スケーラーに比べて、施術時に時間がかかり、痛みが出やすいです。

また歯石やバイオフィルムだけをブラインドの状態で根面から取るには相当な技術を必要とし、未熟な者が施術すると健全なセメント質や歯根膜を傷つける可能性もあります。

術後の歯肉退縮や知覚過敏等の術後後遺症もハンドスケーラーのほうが起こりやすいです。

何よりも患者さんに不評です。「あのガリガリされるのは、痛くて苦手です」という感想をお持ちの方が今まで結構いらっしゃいました。

私が大学を卒業した頃は、超音波スケーラーはまだまだ認知度が低く、ハンドスケーラーを使いこなせないと歯周治療は出来ないというような風潮がありましたが、時代と共に様変わりしました。

当院では歯石取りを中心とした歯周病治療やメンテナンスは超音波スケーラーをメインにし様々なチップを使い分けて行っております。超音波スケーラーのチップも進化しており、かなり深いポケットでもSRPが可能なものがあります。超音波スケーラーではプレーニングは出来ませんが、今の概念からすると根面の滑沢化は必要ないと考えます。今回の講演でも話されていましたが、分岐部病変など超音波スケーラーほど有用なものはないと思います。

少し話は専門的になってしまいましたが、当院の歯周病治療は「痛くない」「痛くなかった」「凍みない」と患者さんから評価していただいており、

歯周ポケット内をバイオフィルム抑制能のある薬液で洗浄消毒しながら施術しますので改善効果が高い治療です。

最後に・・

この日の講演で聞いた予防先進国の虫歯予防学の教授が推薦された虫歯予防フレーズを紹介します。

2+2+2+2(トゥープラス、トゥープラス・・・・)です。

意味はといいますと・・

① 1日2回以上磨く

② 歯磨き粉は2センチ

③ 2分以上磨く

④ 磨いた後2時間は飲食しない

ということです。覚えやすいですね。ぜひ実践してみてください。

歯磨き粉は当然フッ素入りを使い、磨いた後にゆすぐのは1回だけが効果を高めるコツです。