春が近づき当院でもスタッフに動きがありました。
巣立つ人、新たに入ってくれた人、様々です。
今日は、今日で最後のスタッフさんがいたので、診療後に2人で話をしました。
人生色々です。
新しい道で頑張ってほしいです。
私も頑張ります。
スタッフ募集は、歯科衛生士さん、歯科助手さん共にあと若干名追加で募集しています。
ご興味がありましたら、ご応募をご検討よろしくお願いします^^
先日、歯科衛生士学校の学生さんが見学に来てくれました。
せっかく見学に来てくれたので、私の診療を間近で見学してもらいながら色々とお話します。
当院では治療の技術や知識はもちろん、患者さんとコミュニケーションをどう図るかを大切にしています。
いくら知識があって丁寧に説明しても、患者さんが聴く耳を持ってくださらないと患者さんの心には響きません。
聴く耳を持っていただくには、聴くことと受け止めることが大事です。(私もまだまだ不十分ですが・・)
たとえば・・
当院が全く初めての新患の方が、しばらく歯のクリーニングを受けていなかったので、クリーニングを受けたいと来院されたとします。
お口を拝見するとプラークコントロールはいまいち。お話を伺うと、フロスや歯間ブラシなど補助器具の使用経験もありません。
その方にプラークコントロールの重要性や歯周病の病因論を説明することは大切なことです。
でも今日じゃないんです。
今日は「しばらく歯のクリーニングを受けていなかったので、受けたいと思われたんですね。」
「歯垢や歯石が溜まっていますので、今日はまず表面の汚れを落として、スッキリしましょう!」
の方がいいと思います。
今日はまず「しばらく歯医者に行っていなくて、問題があったらどうしよう・・スッキリしたい」と受け止めて実行します。
ここで患者さんの主訴は解決されました。
補助器具やその他の説明は、次回でいいと思います。
次回来院時には、患者さんは前回で主訴が解決されているので、話を聴く耳を持ちやすくなります。
技術や知識も大事ですが、こういうコミュニケーション能力を磨くことは大事です。
コミュニケーションは失敗しながら学ぶこともたくさんありますが、コミュニケーションは技術でもあるので、学ぶか、学ばないかだけで差がはっきり出ます。
これから社会人なる若い学生さんには、「職場の楽しいこと」をもっとアピールしたほうがいいかもしれませんが、そういうアピールがちょっと苦手です。
良いことばかり言っても仕事が始まれば、やっぱり最初は大変ですからね。
堅苦しい話になってしまいましたが、大事だと思うことをお伝えました。
見学を終えた後は「面接のご希望がありましたら、いつでも連絡ください」と挨拶してお見送りしました。
お疲れ様でした。見学に来てくれてありがとうございました。
今日は午前中に歯科衛生士学校の学生さんが診療見学に来てくれました。
遠方から泊りがけでいらして、当院を含めて4軒の歯科医院を見学するそうです。
この時期に意欲的に就職活動する学生さんは珍しいので立派だなと思いました。
しっかりとビジョンを持っておられたようなので、ご縁があればと思います。
学生さんにも話したのですが、良い就職先を見つけるポイントってどんな事でしょう?
私が思う4つを挙げます。
① 衛生的で滅菌をしっかりしている
滅菌は患者さんの目に見えないものです。
どれだけ滅菌しても治療費を多く頂けるわけではありませんし、手を抜こうと思えばいくらでも抜けます。
目に見えないものにどれだけコストと時間をかけるか?
滅菌は自分達の仕事に誠実であるかが問われる作業だと思います。
② 口腔内写真を撮っている
記録を残すことは大事です。 自分の臨床レベルをあげるためと患者さんへプレゼンするためです。
③ 歯科衛生士の予約が独立している
治療の”ついで”ではなく、歯科衛生士だけの予約枠があることは大事です。
まず施術に集中できます。
そして自分の予約枠なので、責任を持って仕事に取り組むことができます。
④ 相互実習など成長のためのカリキュラムがしっかりしている
就職して、すぐスケーリングをさせられたりする医院もあるようですが、当院はそうではありません。
段階を踏みながら少しずつ患者さんに触れてもらうようにしています。まずはスタッフ同士の相互実習からです。スケーリング・PMTC・印象採得など全てです。
まとめ
最初に勤める医院はとても大事
最初の医院で体に染み付いたことは、自分の仕事の基礎となります。
後から基本に戻ることは、なかなか難しいものです。
少し苦労をしてでもしっかり基礎を身につけるのか?それとも・・・