痛いのに「様子をみましょう。」と言われた話

院長の笹山です。

痛くて歯医者に行ったのに「様子をみましょう。」と言われて困った経験はありませんか?

この場合「様子をみましょう。」の内容が大切です。

たとえばどこかの歯医者さんで痛みを伝えた時に、先生から以下のように言われたとします。

①「しばらく様子を見ましょう。」とだけ言われた。

②「AとBの可能性があるけれど、今ははっきりしないので、今回の症状が〇週間以上続くようなら電話を下さい。」と言われた。

①の場合ですと、いつまで何を様子を見ればいいのか分かりません。「このまま放置しておいてもっと悪くなってしまったら…。」など不安になると思います。①の場合は、別の歯科医院でセカンドオピニオンを求めることも必要かもしれません。

②のように先生の中では「Aかもしれないし、Bかもしれないが、今の段階では、はっきり診断がつかないので、〇週間以上続くならAの可能性を疑う」など一定の診断がついている可能性があれば、患者さんも安心出来ます。

 

当院に新規で来られた患者さんでよくある話ですと

①「歯が凍みるのに様子をみましょうと言われた。」

②「子どもの歯並びを相談したら、小学生になるまで様子をみましょうと言われた。」

などです。

当院でも「様子を見ましょう。」とお伝えすることはありますが、

①の場合、現在処置が不要であっても、凍みる原因になる虫歯や知覚過敏、歯ぎしりや噛みしめなどについとその治療法や、日頃の生活で気をつけることなど具体的に説明します。

②の場合、なぜ今は矯正をしないで、小学生まで様子を見るのか? 今の時点で何かした方がいいことがあるのか? 今出来ることは何もないのか? 小学生になったらどんな治療をして、期間や費用はどれくらいかかるのかまでを説明します。

そんな感じで、特に説明もなく「様子をみましょう。」ということは、基本おこないません。

また、痛みがあるのに全く診断がつかないも極まれにあります。

そんな時は、全く診断がつかないことを率直にお伝えしますが、患者さんは不安に感じると思いますので、専門機関を紹介するなど、出来るだけ患者さんに安心して頂ける対応を心がけています。

以上「痛いのに「様子をみましょう。」と言われた話」でした。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院