子供の歯、こんな時は?

院長です。

春ですね~

待合室の窓から見える桜が満開に近いです。散歩するだけでも気持ちのいい季節。いい天気の日は診療室にいるのがもったいない気がします(T_T)

診療所入り口のチューリップも満開です(^O^)

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さて本題です!

5~7歳くらいのお子さんの歯の相談でよくお受けするのが画像のような状態です。

「乳歯の後ろから永久歯が生えてきたんです!早く抜かないとダメですか!?」

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結論の前にその後を経過を見てみましょう。画像が荒くてスミマセン<(_ _)>

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乳歯が自然に抜けるのを待ちました。無事永久歯に生え変わっています。生え変わった永久歯にねじれはありますが、今の所は問題ありませんので引き続き経過観察です。

多くの場合は乳歯を抜かなくても自然に抜け、永久歯は前に移動し正常な位置に収まります。

一時的に乳歯の後ろ側に生えても、乳歯が抜けてスペースが空くと、舌の力で前に押されて歯の列の中に入るのです!

もちろんそうではなく、積極的に乳歯を抜かなければならない場合もありますので、まずは歯医者さんに診てもらうことが大切です。

当院でも、お子さんの定期健診の際は虫歯や歯肉炎だけでなく、歯並びやかみ合わせをチェックしています。必要に応じて矯正専門医の先生をご紹介させていただいてます。

指しゃぶり

むし歯ポーズってご存知ですか?頬に手を当てたポーズで顔写真を撮ることです。

今,女性誌の表紙は、むし歯ポーズが流行っているそうで、理由はこのポーズで撮った写真は可愛く見えるからとの事です。

私が歯科医師になった15年前は、本当に痛くて、このポーズで歯医者さんにくる人が時々いました。

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そこまで痛くなると治療の麻酔も効きづらく、患者さんもこちらも大変です(^_^;)

最近はそこまで放置している人は、ほとんどいませんが、定期健診で痛くなる前の小さな虫歯を見つけて治療しておきましょう!

 

さて、先日3歳児歯科検診に行ってまいりました。

何度もここに書いていますが、子供の虫歯が減っています。

お母さん方がちゃんと仕上げ磨きしていたり、甘いものをあげすぎないなど気を付けていらっしゃるからだと思います。

相談で多かったのはタイトルの指しゃぶりです。

3歳になっても、まだ指しゃぶりをしているのだけれどどうすれば良いか?ということです。

指しゃぶりを続けていると上下の前歯の間に隙間ができます。

将来の歯並びにも影響はするのですが、成長とともに自然にやめる子が多いです。幼稚園や保育園に通いだし、他の子と接するようになるとやめる事が多いようです。

永久歯に生え変わっても続けている場合は、指しゃぶり防止用の装置を付けたりすることもありますが、ごく稀だと思います。

では3歳の今の時点で指しゃぶりによってできた歯の隙間はどうなるのかというと、指しゃぶりをやめると

大体自然に閉鎖しはじめ、永久歯に生え変わるころには、隙間が閉じることもあります。

というわけで自然に治ることが多いのですが、放っておくのは良くないので、今の時点では、あまり神経質にならずに見つけたら指摘するを地道に繰り返す事が良いと思います。

皆様のお口の健康に参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

はじめての歯医者

以前にも書いたのですが、子供の虫歯が減っています。

保育園、幼稚園、小学校の検診などで虫歯がないので歯医者さんに行く機会がないのだと思います。

今は小学生になってはじめて歯医者さんに来たというお子さんも普通にいます。

それも虫歯ではなく、歯の抜け替わりが遅いとか、歯並びの相談などが多いです。

最近は咬む回数が少なくて飲み込める柔らかい食事が多くなり、顎自体も小さくなったのか

歯並びやかみ合わせが良くない場合が多いです。また柔らかい食事は歯に残りやすいので歯肉炎も多いです。

これは学校検診に行った時に感じます。

歯並びやかみ合わせが良くない歯ブラシなどセルフケアがしにくくなり、大人になってから歯周病が悪くなりやすくなることも考えられます。

 

子供の歯肉炎

宝塚市でお子様の虫歯予防や歯並び矯正をおこなっている小児歯科 笹山歯科医院の笹山です。

朝晩は寒いこともありますが、だんだん春らしい日が続くようになりましたね。

春は健康診断や検診が多いと思いますが、歯科でも学校検診などを行います。

私も小学校や高校の学校検診に年に数回行きます。

最近のお子様の歯科検診をして感じるのは、虫歯は減ったけれど歯肉炎が増えているという事です。

昔と比べてやわらかい食事が多くなったので、食べ物が歯に残りやすいのも一因といわれています。

歯肉炎を放置しておくと、大人になった時に歯周病に移行する可能性が高いです。

時々いらっしゃるのですが、何十年ぶりに歯医者さんに来院されて虫歯は1本も無いにもかかわらず、歯周病がかなり進行してしまっている患者様です。

虫歯が無いので歯医者に行く機会が無く、歯周病の発見が遅くなってしまったのです。*歯周病はほとんど自覚症状がないまま進行しますので気づきにくいのです。

虫歯菌と歯周病菌は違いますので、虫歯が無くても、歯周病になりにくいわけではないのです。

当院では歯肉炎を治すための歯磨き指導をし、歯石を取り、フッ素入りのペーストで歯のクリーニングをおこないます。(子供でも歯石はつくのです)

適切なブラッシング方法が身に付くと歯肉炎のほとんどは治ります。また治った後も再発しにくくなります。

歯石もつきにくくなり、将来の歯周病の予防に大きな効果があります。

学校検診などの結果に虫歯が無くても歯肉炎に要注意が出た場合は、歯周病に移行させない意味でも歯医者さんで見てもらった方が良いですね。

フッ素塗布

宝塚市でお子様の虫歯予防や歯並び矯正をおこなっている小児歯科 笹山歯科医院の笹山です。

先日、診療の合間に自分の子供の虫歯チェックとフッ素塗布を行いました。

幸い虫歯はなかったのでホッとしました。

家でも時々チェックしているのですが、細かい部分のチェックは歯医者さんの治療椅子にあるような明るい光源のもとでないと見えにくい部分もあります。

子供はいつもと違う私のマスクと制服姿に「ちょっと緊張する」と言っておりました^^

当院では年3回くらいの目安でお子様の検診とフッ素塗布をおすすめしています。

検診時には虫歯の有無、歯並びや咬みあわせ、歯の抜け代わり、歯肉炎の有無などチェックして問題がなければ歯をクリーニングしてからフッ素塗布を行います。