審美歯科×フルジルコニアクラウン

宝塚市で審美歯科治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

当院では3種類のフルジルコニアクラウンをケースに応じて使い分けています。

今回のケースは、自然の歯の見た目に近い(審美性の高い)フルジルコニアクラウンです。

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この歯を被せた後のお口の写真です。

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どの奥歯がフルジルコニアクラウンか分かりますか?

答えは・・・

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DSC_3802です。

数年前では考えられないくらい、材質が進化して自然観が増しました。

従来からあるセラミッククラウンの歯の弱点である割れる,欠ける可能性を克服し、更にジルコニアの欠点であった審美性もUPしたフルジルコニアクラウン。

セラミック同様に生体親和性が良く、金属と比べて歯垢がつきにくいメリットもあります。

何よりも差し歯っぽくない自然な見た目がいいですね。

大臼歯(前から6、7番目の大きな奥歯)を、保険外で被せる場合のファーストチョイスになりつつあります。

歯のすり減り 歯ぎしり? 咬み合わせ? マウスピース

歯のすり減り。

歯科用語では咬耗(こうもう)といいます。

すり減りの原因は様々。

歯ぎしりや食いしばりによるすり減り、長年歯を使い続けた結果のすり減り、咬み合わせの不良によるすり減り・・

こちらは歯ぎしりや長年の経過によるすり減りです。歯の真ん中が凹んでいるのが分かりますでしょうか?

月のクレーターのような感じで凹んでいます。

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これは歯の表層のエナメル質という歯が、すり減って無くなってしまったものです。

放置していると凹んだ歯の周りの薄くなったエナメル質が更に欠けてしまう場合があります。

治療後です。凹んだ部分を歯と同じようなプラスティックで埋めました。

171026-007プラスティックですので、いずれはまたすり減っていきますが、その時は補充してあげればいいのです。

ついでにすり減りの原因が歯ぎしりなどの癖の場合は、マウスピースや自己暗示療法が必要です。

すり減りに対して必ず埋めないといけないわけではありませんので、気になる方は必要な治療かどうか歯科医院で診てもらうのがよいでしょう。