お子さんの治療

院長です。

暑いですね。エアコンも扇風機もサーキュレーターも稼働させています。

季節柄、学校や幼稚園、保育園の歯科検診結果を持って来院される子供たちが増えています。

歯医者さんに来るのが初めての小さいお子さんで虫歯治療が必要な時は、基本的に初日は削りません。

まずは怖がらないように練習することが多いです。

そしてお母さんには虫歯予防について生活習慣から丁寧にお話しします。どうして虫歯が出来るのか、どうしたら防げるのか、とても大切なお話です。

お母さんも日々忙しいですから、早く治療してあげたいのですが、子どもの場合は歯医者さんとの初めての関わり方が非常に大事です。

まず慣れてもらって、歯医者さんは怖くない、楽しい所と思ってもらえることが大切です。

初めての日は泣いていた子も、次の回では別人のように協力的なんてことも。

「初めての山は晴れた日に登れ」

昔、サーフィンに誘われて千葉の海に行ったことがあります。人生初のサーフィンでした。その日にサーフボードで足を切って流血。それが最初で最後のサーフィンとなりました(^_^;)

 

玄関の花 カラーという花です。花言葉は、素敵な美しさ。もう少しで見頃です^^

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学校検診

院長です。

最近、ルイボスティーを飲むようになりました。

たまに行く某博多とんこつラーメン店でお冷やの代わりにルイボスティーが出るのですが、

美味しくていつも結構飲んでしまうので、家でも飲んでみたいと思っていたのです。

ルイボスティーはカフェインが入っておらず、疲労回復、活性酸素の抑制(アンチエイジング)などの効果があるそうです。

独特の香りがありますが、飲みやすくて気に入っています。

 

学校検診の季節です。先日は小学校へ歯科検診に行ってまいりました。

いい天気の日で車の窓を開けて走ると気持ちのいい風が吹き込んできました。

普段診療室にこもっているので、仕事で外に出るのはいい気分転換になります(^O^)

今回は3年生を検診しました。

3年生は乳歯と永久歯の両方がお口に生えている歯並びで生え変わりが進む時期です。

歯並びなどに多少の問題があって、歯医者さんに経過観察と言われていたお子さんもそろそろ矯正治療の必要性を診断する時期が近いと思われる学年です。

また乳歯の虫歯治療跡が多いお子さんも永久歯は虫歯にしないように気を付けなければならない時期でもあります。

生え変わったばかりの永久歯は虫歯になりやすいのでフッ素塗布などを行って歯を強くしてあげると安心です^^

来月は三歳児検診、高校の検診と続きます。当日は診療時間が変更となりますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タスカルウィズ

院長です。

今日は暖かい日でしたね。春が待ち遠しいです。

捨てる神あれば拾う神あり。色んなことがありますが、私はつくづく周りの方に恵まれています。感謝です(^O^)

 

今回は歯周病や虫歯の予防に力を入れている当院の診療器具をご紹介します。

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こちらはタスカルウィズという歯のクリーニングに使用する歯科医院専用のメンテナンス器具です。

日頃の歯ブラシなどのセルフケアだけでは、虫歯や歯周病を防ぐのは難しいので

ご自身で取れきれない歯垢や歯石をキレイに取ってあげる事が予防にはとても大切です。

このクリーニング処置を歯医者さんでは「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といいます。

PMTCに使用するのがこの器具です。

通常のクリーニング器具と比べてヘッドがかなり小さいので、お口が開けづらい人でも奥まで届き、楽にクリーニングを受けられます。

ブラシ部分の回転数を細かくコントロールでき、歯の状態に合わせた無理のないクリーニングが行えます。

また通常のクリーニング器具と比べてとても軽く、コードレスなので、施術時の姿勢や角度を制限されることなく、使用するスタッフの体の負担を軽減できます。

毎日毎日、歯石をとったりクリーニングをしていると手や肩に大きな負担がかかりますから、大切なメリットです。

この器具はメーカーが現場で働くたくさんの歯科衛生士さんの方々の意見を取り入れて開発されたそうですが、納得です。

私も時々使用しますが、非常に使いやすく、患者さんも楽そうでした。

歯の表面がツルツルピカピカになり舌触りも良くなります。

メンテナンスごとに、このツルツルなった状態(歯に菌がついていない状態)を作ってあげると、お口の中の歯周病菌や虫歯菌が減り、予防効果が高まります。

 

 

 

お口は入り口

院長です。

もう春の恰好している人も多いですね。お洒落さんはすごいです。

私はいまだに真冬の恰好です(-.-)

 

さて最近、お口の中が不潔だとインフルエンザ治療薬のタミフルなどが効きにくくなる可能性があることが

大学の研究で分かったというニュースがありました。

昔からお口は健康の入り口といいますが、病気の入り口でもあるのです。

お口の中が不潔で歯周病や虫歯に感染していると、糖尿病、心臓疾患など全身に影響が及ぶことが分かっています。

最近の当院の傾向として癌治療や心臓などの大きな手術を控えた患者さんの主治医の先生から御依頼状をいただくことが増えました。

御依頼の内容は手術の前に歯周病や虫歯も治療して、お口の中の虫歯菌や歯周病菌を減らしてくださいというものです。

つまりお口の中がキレイでないと、それらの手術や治療の結果に影響が及ぶという事なのです。

まだまだお口と体を別に考えている方が多いのは、私たち歯科医師の情報提供が遅れているからだと思います。

今は影響に対する話が主ですが、全身に特に問題がなくても歯周病がきっかけで他の病気が発症する可能性もいわれています。

ですので、大きな病気を抱える前の元気なうちから歯周病のケアをしておくことは、お口の健康だけでなく、全身の健康にもつながるのです。

栄養をしっかり摂るには、虫歯や歯周病のない歯が大切です。しっかりと咬めることによって唾液の分泌が促進され、消化も良くなります。食事自体の栄養のバランスも大事は大切ですが、お口が健康でないとその効果も落ちてしまいます。

私自身の話ですが、昔より徹底的にセルフケアを行い、デンタルフロスや歯間ブラシなども使うようになってからは、歯ぐきが健康になり、風邪も引きにくくなり、引いても治りが早くなりました。セルフケアで落ちない所はは、歯科用の器具で取ります。

セルフケアと定期的なメンテナンスお勧めします(^^)

 

 

 

 

定期検診?

現在、日本の80歳の方に残存している歯の本数は平均12 本です。それに対し、スウェーデンでは平均20本、アメリカでは17本です。

この違いはどこから生まれるのでしょうか?
実は欧米諸国と日本では歯科定期検診の受診率に大きな差があります。

予防歯科が進んでいるスウェーデンでは、歯科定期検診の受診率は全国民の80%以上です。

また、他の欧米諸国でも70%ほどの受診率を保っています。これに対し、日本の受診率は10%未満なのです。

以上は日本臨床歯周病学会サイトに掲載されている文章です。

私なりに日本の定期検診の受診率の低さを考えてみました。

定期検診というと悪いところがないか?チェックするというイメージがあります。

しかし、歯科の定期検診でもまずは悪いところがないか見ることを行い、悪いところが無ければそれで終わりでなく

歯石を取ったり、歯のクリーニングを行います。医科の検診は悪いところが無いか見るのが主な目的だと考えられますので

ここが医科と歯科の違いと言えます。

欧米諸国の方が歯の残っている本数が多いのは、定期検診時に歯石を取ったり、クリーニングをしていることが大きな要因と思われます。

つまり定期検診ではなく、実際は定期的なクリーニングですね。

たしかに定期検診と言われると、「今、悪くないからいいかな?」と思うかもしれません。

もうひとつ、生活の中に定期検診に行くという習慣がもともとない方が多いのも理由だと思います。

欧米では歯科の定期検診は生活習慣の中に取り込まれていて、皆さんが美容室に行くような感覚で当たり前のように行きます。

当たり前になっていて、生活の中にその時間が確保されており、忙しいから行けないという感覚が少ないのだと思います。