子どもの矯正はいつから始める?

乳歯の段階で歯並びが凸凹している場合は、

永久歯に生え変わっても、凸凹になることがほとんどです。

様子を見ているだけでは、歯並びも顎の発達も悪くなります。

6歳時の歯並び ちょうど前歯が永久歯に生え変わる時期です。既に凸凹に生えています。

 

黒丸が永久歯です。緑の縦線に囲まれた範囲に、あと2本永久歯が生えてきます。生えるスペースが全然足りません。

 

拡大床治療をおこないます。

 

矯正治療3年後、9歳頃の歯並び↓

 

矯正により、前歯4本が綺麗に並びました。両隣に後から犬歯が生えるスペースも確保出来ています。

最初の状態から、自然にこのような歯並びになる可能性は、ほぼありません。

凸凹歯並びは小学校2年生までに治療を開始してあげたいです。

凸凹が強い場合は、小学校に上がる前から始める場合もあります。

今回使用した拡大床についてはこちらから↓

子供の歯並び矯正 床矯正・拡大床ってどんな治療?

子供の歯並び。様子を見ていちゃいけないケース。

以上「子どもの矯正はいつから始める?」でした。

当院では子どもの歯並びや噛み合わせ治療に力を入れています。

お子さんの歯並びが気になる方はご相談ください。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

転院したほうがいいかもしれない歯医者

転院したほうがいいかもしれない歯医者

➀医院が不潔。

新しくても、内装がおしゃれでも、清潔かどうかは別問題です。

私も自分自身の歯の治療をしてもらうために、技術の高い先生方に治療をしてもらったことがあるのですが、どの先生のクリニックも整理整頓や掃除が行き届いており、とても清潔でした。

「医院の整理整頓が行き届いていない。」

「洗面所やトイレの清掃が行き届いていない。」

「治療椅子周辺がゴミ、髪の毛、ホコリ、飛び散った水で汚れている。」

「治療器具が汚れている。」

このような歯医者さんで、質の高い治療が受けられる可能性は限りなくゼロに近いと考えています。

②治療方法の選択肢が少ない。

これは以前にもブログで書いたのですが、今通っている歯医者さんの治療方針が全てと思い込んでしまう患者さんが多く、本当はもっと別な治療方法があるのに、知らされずに何年も不自由をしたり、歯で困られている場合があります。

歯の治療方法は本当に無数にあります。

当然、私も出来ない治療はあります。限られた歯科医人生の中では、どんなに勉強しても時間が足りません、学びきれないんです。

それでも、出来るだけ多くの選択肢から患者さんが選べるように勉強と実践を続けています。

私自身が出来ない治療についても、「うちでは出来ないのですが、こういう治療方法もあります。」とバイアスを入れずに説明しています。

③受付の対応が悪い。

ちゃんとしている歯医者さんは、受付に愛想の悪い人や不快な態度を取る人を配置しません。

受付の対応ひとつで、医院への印象がどれほど変わるか知っているからです。

ホテルのような丁寧な接遇が必要とは思いませんが、患者さんが不満や不安を抱いてしまう対応をさせる人を受付に配置するということは、患者さんを軽視しているとも考えられます。

昨今の人手不足は深刻ですが、私の医院では、そういう人を受付に配置することはありません。

人手が足りない時は、私自身が電話も取りますし、予約を取ることもあるくらいです。

 

➃保険治療を否定し、自費ばかり勧める。

ちゃんとした治療をおこなうことを前提にすれば、保険と自費では自費の方が質が高い事は間違いありません。

しかし、自費診療は高額になりますので、良い治療と分かっていても、経済的な理由などで受けられない人もいます。

頭ごなしに保険診療を否定する説明の仕方には賛成できません。

歯石取りや抜歯、小さな虫歯を治すには、保険診療はローコストでとても良いシステムです。

また、詰め物や被せ物に関しても、プラスチック製の白い歯(ジャケットクラウンやCADCAM冠)については、正直おススメ出来ないのですが、銀歯に関しては見た目を気にせず、ちゃんと歯磨きをして、定期的な検診とクリーニングを欠かさなければ、そこまで粗悪な材料ではありません。

私の医院では自費診療と保険診療の両方をおこなっていますが、保険診療の良い部分についても、きちんとお話しし、その上でどちらにされるか選択していただいています。

大切なことは、保険と自費のメリット・デメリットを患者さんがしっかり理解して頂いた上で、

「患者さん自らが選択することです。」

 

⑤歯の根の治療をおろそかにしている。

歯の根の治療はとても大事です。

しかし、手抜きをしても、すぐに問題が起きにくい治療ですので、患者さんは手抜きされたことに気づくことは出来ません。

過去に神経を抜いてあり、今は症状のない歯でも、再度、根の治療をしておいたほうがいい歯はたくさんあります。

歯医者が歯の根の治療を手抜きする理由の1番は、採算が合わないからです。

保険診療の歯の根の治療の費用は信じられないほど低く、先進国の中でもワースト1ぐらいの評価です。

最近は保険診療でも一部の歯についてはマイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使用すること出来るようになり、ある程度の採算があるのですが、それにしても評価は低いです。

歯の根の治療は、家に例えると基礎工事の部分です。

基礎工事がちゃんとされていない上に、どんなにいい家を建てても、基礎が不十分な家には安心して住めません。

歯の根の治療の結果は、治療して数年後に出ることが多いです。

結果というのは、痛くなったり、腫れたりすることです。

無症状の歯でもレントゲン上で根尖病巣という病巣が出来てしまっている場合があります。

そういう状態になってしまうと、場合によっては、その歯に被せた物や詰めた物を壊してから、再治療が必要となる場合があります。

仮にそれがセラミックやジルコニアなど自費診療でしたら、高額な治療費が水の泡になってしまいます。

自費診療に限らず、歯の根の治療は本当に大切です。

不採算ではありますが、歯の将来を考えると手抜きは出来ない治療です。

⑥自費診療の見積もりを出さない、治療に保証がない。

よくあるのが、

「セラミック1本6万円です。」

と説明されて

「10万円くらいかと思ったけど、それならいいかな。」と思って、治療を承諾すると、

6万円は税抜きでの金額で、税込みだと66,000円になり、しかも型取り代や調整・装着料は、別途費用がかかるとかでです。

結局総額は8万越えとかになってしまっているケースです。

当院では、治療前に消費税や型取りや装着料など全てを込みの金額を明示した見積書兼申込書を必ずお渡ししています。

そして申込書を提出していだたいたら、申込書をコピーして、お控えとしてお渡ししています。

ですので

「聞いていなかった。」

「金額が違う。」

などといったトラブルは今まで一度もありません。

また、自費診療においては明確な保証規定がありますので、万一治療後に何か問題があった場合でも、真摯に対応しています。

➆先生の出番が少ない、説明が足りない。

以前、こんなことがありました。

「前の医院では先生があまり見てくれなかったんです。見たとしても、一瞬サッと見るだけで、あとはスタッフがほとんど見ていて、本当に虫歯がないのか不安になりました。」

治療の説明についても、ほとんどをスタッフに任せていて、先生は決まった治療を淡々とおこなうだけだったそうです。

このような診療システムで本当に歯の健康が守られるとは私には思えません。

私の医院では定期健診で歯科衛生士が担当した日でも、私自身が一度は必ずお口の中全体をチェックし、何か気になっていることはないかお聞きします。

治療の説明についても、余程簡単なこと以外はすべて私がおこないます。

もちろん「先生よりスタッフのほうが話しやすくていい。」という患者さんもいらっしゃると思いますので、その辺りは好みが分かれると思います。

私自身は自分がお医者さんにかかったら、お医者さんご自身から治療方針や説明を受けたいと思っているのでそのようにしています。

➇予約時間が守られない

「予約時間に来ているのに、毎回待たされる。」

「待たされたのにお詫びの一言もない。」

当院も急患対応や、前の患者さんの治療が長引いてしまい、予約時間にお越しになった患者さんをお待たせしてしまうことはあります。

しかし、ほとんどは5分以内、長くても10分以内にご案内します。

もちろん患者さんにお詫びもします。

逆に当院では予約時間を5分過ぎても患者さんがお見えにならない場合、電話で連絡します。

何度もキャンセルや遅刻する方は、診療をお断りしています。

そのため、当然こちらも時間厳守でいかなければなりません。

こちら側も患者さんを出来る限りお待たせしないように、最大限の努力を怠らないようにしています。

ちゃんとした診療をおこなっている歯医者さんは、

「患者さんの大切な時間を無駄にしたくないし、医院の大切な時間も奪われたくありません。」

ですので、時間というものを大切に考えています。


急に虫歯がたくさん その理由は? 歯医者を変えたら虫歯が10個も?

転院の話。治療の途中からでも診察OKです。

歯を大切にしたい方は、慎重に歯医者選びをおこなって頂きたいです。

「スタッフの愛想がいい。」「先生が優しい。」「痛くなかった。」「近所で通いやすい。」「患者さんが多くて流行っている。」

これらも大切な要素ですが、

歯を大切に出来る歯医者さんの要素においては、上記の①~➇も歯医者選びの参考にしていただければと思います。

以上「転院したほうがいいかもしれない歯医者」でした。

皆さまのお口の健康の参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

白い詰め物のデメリット コンポジットレジンとセラミックの比較画像

歯を詰めたり、被せたりする白い材料に、

プラスチックとセラミックがあります。

プラスチックの歯は、装着当初が一番きれいです。

プラスチックは多孔性で給水膨張し、硬さもないので、変色し、欠けてきます。

セラミックの歯は、装着後もほとんど変色しません。

硬さも十分あり、欠けにくく、表面がツルツルなので歯垢もつきにくいです。

 

他院で過去に治療されたプラスチックの詰め物。変色し、詰め物の淵がところどころ欠けてしまっています。

 

セラミックで治療後。

保険適用でCADCAMインレーという白い詰め物があります。

CADCAMインレーには多少セラミックの要素が入っていますが、それは見た目の変色を少し抑える程度で、本質の材料は、ほとんどプラスチックです。

変色については、患者さんご本人が見た目さえ気にしなければいいのですが、欠けたままで放置すると、隙間から虫歯になったり、噛み合わせが悪くなります。

またプラスチックは軟らかいため、すり減りも早く、ご自身の歯より早く摩耗が進むので、噛み合わせにも良くありません。

一度削った歯は元には戻らないので、なるべく歯を長持ちさせるには、

なるべくやり直しの少ない治療を選ぶことが大切です。

セラミックの詰め物は保険適用外ですので、それなりに費用がかかります。

しかし、長持ちしない治療で結局、歯を失ってしまって、入れ歯やブリッジではなく、よく噛めて、周りの歯に負担をかけないインプラントを選んだ場合。

その費用は、セラミックの詰め物の10倍近くかかりますし、インプラントは手術も必要で、治療もすぐには終わりません。

ブリッジ・入れ歯・インプラントどれがいい?

小さな問題のうちに中途半端な治療をせず、最善の治療を施すことで、後の負担が軽くなる可能性があります。

以上「比較画像で見るプラスチックとセラミックの違い」でした。

皆さまのお口の健康の参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

 

 

 

ガイデッドサージェリー 安全なインプラント治療のために

ガイデットサージェリー、初めて聞く言葉かもしれません。

ガイデットサージェリーは、インプラント手術をより安全に行うための方法です。

下の画像をご覧ください。上あごの歯と歯ぐきの画像です。

青囲いの歯4本は、歯根破折により抜歯せざるを得なくなり、その後、左側の赤丸部分に2本のインプラントを入れて、新しく入れ歯を作る予定です。

上の画像の赤丸部分に2か所にインプラント入れる計画をしていて、入れる位置を数mmも左右前後にズレたくないとします。

なぜ数mmもずれたくないかといいますと、その部分の骨の状態や噛み合わせなど、最適な位置がそこだからです。

しかし、手術に際して、治療ユニットに仰向けに寝ている患者さんの口の中を覗き込みながら、この赤丸の位置から数mmズレずにインプラントを入れることは、ほぼ不可能です。

覗き込みながら治療する時点でかなり難しくなるのですが、

もう一つ決定的な理由があります。

それは、

インプラントを入れたい部分の周りに歯がないため、入れるための位置の指標がないからです。

たとえば、下のレントゲン画像のようなインプラントを入れる場合でしたらどうでしょう?

向かって右下に1本のインプラントが入っています。

このインプラントの手前(左側)には、ご自身の歯があります。

このインプラントを入れるためには、手前の歯の数mm右側に入れればいいので、手前の歯が位置の指標になります。

指標があるのとないのでは、インプラントの入れやすさは大きく異なります。

例えるなら、

何も置いていない広い運動場に

「この運動場の”真ん中”にボールを置いてください。」

と言われたとします。

しかし運動場を空から見下ろしでもしない限り、どこが”真ん中”かは正確には分かりません。

ですので、ボールを”真ん中”に置くのは難しいですが、もし運動場の”真ん中”にポールが立っていたら、どうでしょう?

そのポールの横にボールを置けばほぼ真ん中に置けますね。

たとえが伝わりましたでしょうか?

インプラントを入れる際に、その近くに入れる位置の指標があるのとないのでは、入れやすさが全然違うんです。

最初の画像に戻ります。

インプラントを入れたい位置の前後に、位置の指標となる歯がありません。

この位置に前後左右、しかも傾きもズレずに入れるためには、

このようなものを使います↓ これをガイドといいます。ガイドとは、”旅のガイド”と同じで、案内とか誘導みたいな意味ですね。

このガイドは、事前に撮影したCT画像を使って、シミュレーションソフトで私がデザインしたものを、ガイド製作会社に発注して製作されたものです。

実際にシミュレーションした時の画像↓

 

 

実際の手術では、

このようにガイドを口の中に装着し、ガイドの穴にドリルを入れて、骨に穴を開けると「ここに入れたい。」と計画した位置に、ほぼ狂いなくインプラントを入れることが出来ます。

術後です。ヒーリングアバットメントが見えています。

事前に計画した位置と同じ位置に無事インプラントが入りました。

このようなガイド使ってインプラント手術をおこなうことを、

ガイデットサージェリー

(ガイドされた手術)といいます。

このガイドを用いるメリットは、位置を迷うことなく、インプラントを入れられますので、手術が早く終わり、術者も患者さんもとても楽です。

以前にも書きましたが、早く(正確に)手術を終えると、患者さんの術後の痛みも楽になります。

インプラント手術は痛いですか?

以上「ガイデットサージェリー 安全なインプラント治療のために」でした。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

痛くない歯を抜く歯医者 *手術画像あり

  • なるべく歯を抜かないで残す治療をいつも心がけています。

しかし、患者さん自身が痛みや不快感を感じていなくても、抜歯したほうがいい歯が存在します。

たとえばこの歯です。金属の被せ物が入った歯です。赤丸部分は後ほど説明します。

患者さんは痛みも不快感も何もありません。食事で噛んでも全く問題ありません。

どういう状況か説明します。

まず過去に神経を抜いているので、基本的に歯の痛みはありません。

しかし、根尖病巣といって、歯の根の周りに大きな膿の袋が出来ています。

画像の赤丸で囲んだ部分は、外歯瘻(がいしろう)、フィステル、サイナストラクトなどといわれる、歯の根に出来た膿の袋から繋がっている膿の出口です。

この外歯瘻があることで、膿の袋に膿が溜まっても、ガス抜きが出来るので、痛くはありません。

根管治療といって、歯の根の治療をおこなうと、膿の袋が消えて、外歯瘻も無くなる場合もあります。

しかし、この歯を院内のCTにて撮影し、更に詳しく診断したところ、病巣の位置や大きさから、歯の根の治療で治る見込みは、ほとんどないことが分かりました。

CTで3次元的に病巣に大きさを確認した画像 赤丸部分が骨のない部分

では、痛みがない歯をこのまま放置するとどうなるのでしょうか?

こちらも参考にどうぞ↓

歯科CTの活用 歯の根の治療編 何度通っても良くならない根の治療

病巣が大きくなることで、歯の周りの骨が更に溶けてしまいます。

そして、いよいよこの歯を抜くことになって、歯を抜いた時、この歯の周りにあった骨がほとんど失われています。

この患者さんは、この歯の後ろの奥歯も過去に抜歯して失っていますので、大きな奥歯が2本ない状態になります。

そうすると、治療方法としては、ブリッジは後ろ側に歯がないので出来ず、入れ歯かインプラントの選択肢となります。

この方は入れ歯入れるのが嫌で、過去に歯を失った場所にはインプラントを入れられています。

この歯を抜いた場合もインプラントを希望されています。

歯を抜くのが遅くなり、大幅に周りの骨を失った部分にインプラントを入れるのは手術の難易度が上がり、長持ちしない可能性があります。

抜歯を説明する時に、患者さんが心配されるのは、

「抜く時に痛くないか。」だけでなく、

「抜いた所に出来た穴はどうなるのか?」

「歯を失ったところに、入れ歯やブリッジ、インプラントなどどんな治療の選択肢があるのか?」

など多岐に及びます。

ですので、患者さんに歯を抜く診断の説明する時は、抜いたあとの話まで丁寧にする必要があります。

単に「残せないので抜きますね。」では足りないのです。

抜く理由、抜いたあとどうなるか?、その後どういう治療をするか?を十分に説明し、理解して頂いた上で、患者さんに「抜くか、抜かないか」を選択していただきます。

今回、患者さんは将来を考えて、抜歯を決断されました。

まず、歯を抜く時に、単に歯を抜くだけでなく、周囲の骨がなるべく多く回復するように、抜歯+αの処置をおこないます。

これを歯槽提保存術、リッジプリザベーションといいます。

*ここから抜歯の手術画像です。苦手な方は飛ばして下さい。

まず、抜歯をおこないます。

歯を抜く際も力任せに抜くと、周りの骨が折れたり、潰れてしまうので、少しでも骨に力が加わらないように、歯の根を3分割して抜きやすくします。

根を抜き終わったら、抜けた穴の中を特殊な器具を使って、徹底的に綺麗にします。

綺麗になった穴に人工骨と骨の再生を促進する薬を入れて、縫合します。

文章で書くと、数行の処置ですが、この処置に抜歯を含めて、1時間はかけます。

それくらい時間をかけて、徹底的な処置をしないといい結果は出ません。

大きな病巣が周囲にある歯に関しては、単に歯を抜いただけでは、骨は委縮し、やせ細ってしまいますので、このような+αの追加処置が必要となります。

痛くもない、困ってもいない歯に抜歯の診断を下し、患者さんに説明することは、歯医者にとって、とても難しいことです。

1つ説明や伝え方を誤ると、

「痛くもない、なんでもない歯を抜こうとする歯医者。」

と思われる可能性があるからです。

患者さんに一度こういう誤解を持たれてしまうと、なかなか厳しいものがあります。

人によっては転院される場合もあるでしょう。

それでも、本当のことをお伝えすることが出来るか?

もちろん、抜く抜かないは患者さんが決めることですので、抜かないという選択をされれば、100%尊重します。

しかし、患者さんに事実を伝える必要はあります。

もう少し強いニュアンスで言うと、義務があるといえます。

抜歯の診断をすることで、患者さんに嫌われたくないからと見て見ぬふりをして、数年後のいざ抜くことになった時に「もう骨が無いのでインプラントは出来ません、入れ歯しかないですね。」と平然と告げるような歯医者にはなりたくありません。

患者さんの健康を願っているのなら、そんなことは出来ないはずです。

笹山歯科は、歯を大切にするために定期的な検診を欠かさず通われている患者さんに「ここに通っていて良かった。」と何十年後に思って頂けるように、全力でお口の健康をサポートしています。

以上「痛くない歯を抜く歯医者」でした。

皆様のお口の健康に参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院