歯の型採り2

院長です。

秋らしくなり、朝は肌寒いこともありますね。この時期、外を歩いている人の服装は色々違って面白いです。

まだ半袖の人もチラホラ見かけます。暑がりの人なのか、肌寒いぐらいが好きな人なのか?

ブーツを履いたり、ストールを巻いたりして、すっかり秋冬ファッションになっている人もいますね。

もう1回くらい暑い日があるんじゃないかと診療室の扇風機はまだ片づけずに置いています。

 

さて、以前に歯の型採り(9月5日)について書きました。

色々と改善策を講じ、手間・工程がかなり増えましたが、その結果は今のところ非常に良いです。

調整時間は大幅に減っています。おかげでストレスも減っています(^O^)

色々と手法を変えたなかでも、やはり型採り材料の変更は効果が高かったです。

どの型採り材料が良いか、色々なメーカーを試していた時に、大阪のデンタルショー(歯科の展示会)で偶然再会した大学の同級生が薦めてくれた材料メーカーをふと思い出しました。

著名な先生方も使われている型採り材料で、使い勝手が良く、精度も高いとのことでした。

実際使ってみると、その通りで、扱いやすく、細かいところまでシャープに歯型が採れます。

Y君、教えてくれてありがとう!

正直、型採り材料でそこまで差が出るとは思っていませんでした。ポイントは親水性であり、水分との接触角のようです。

今回、型採りについて材料学から手技まで深く勉強しなおしたことで、良いきっかけが出来ました。

歯科医になったばかりの頃、歯科医である祖父に「歯科医は一生勉強!」「上手くなったと思って天狗なったらいかんぞ!」と言われたことを思い出します。

これからも、より精度の高い(適合の良い)被せ物や入れ歯を提供できるよう、日々”改善”していきます。

もちろん大前提として削って被せたり、抜いて入れ歯になったりしないように、虫歯・歯周病の予防に引き続き最大限努めていきます(^-^)ゝ

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歯の型採り

院長です。

涼しい秋が待ち遠しい今日この頃です。

私は春と秋が好きなのですが、先日お会いした人で「秋は寂しい感じがして本当に嫌いだ」という人がいました。

人それぞれあるものですね。

 

さて、入れ歯やかぶせ物を作るために歯型を採ることを歯医者さん用語で「印象を採る」といいます。

やわらかい粘土のようなものを、型採り道具に盛ってお口のなかに入れます。数分待って固まったら外します。

歯の型採り、外すまでちょっと苦しいですよね。苦手な方も多いと思います。

その型採りなのですが、できるだけ精密に歯型と採ることで、適合の良い被せ物や入れ歯ができます。

被せ物や詰め物が歯にピッタリ合っていないと隙間から2次虫歯になったり、隙間から接着剤が溶け出して外れやすくなってしまいます。

また入れ歯の場合ですと、入れ歯による痛みの原因になる場合もあります。

色々な要素があるので歯に装着する前は、ある程度の調整は必要ですが、型採りが正確にできていないと調整にすごく時間がかかります。

(調整時間が長い=歯に合っていない・・というわけではありません。噛み合わせによっては調整に時間がかかることもあります)

最近、必要以上に調整に時間がかかる事が何度かあり、合わなくて型採り自体をやり直すこともありました。

しかし、大切な歯の代わりになるものですので、中途半端なものは入れられません。

型採りの材料や方法などを0から見直しをしました。

型採りについて書かれた文献を古いものから新しいものまで読み込み、歯を作っていただいている歯科技工士さんと意見交換をし、スタッフにも協力してもらって、色々と改善策を講じました。

材料の性質などもあり、エラーをゼロにすることはできませんが、できる限り調整を少ない被せ物や入れ歯を作りたいと考えています。

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健康寿命と平均寿命

 

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院長です。暑い日が続きますね。

今朝テレビで日本の男性の平均寿命が80歳になったというニュースを見ました。

健康寿命という言葉をご存知でしたか?

健康寿命と平均寿命の差を縮めるためにはお口の健康が重要な役割を占めています。

お口のケアを実践してお口の健康が維持できると、自分の歯でしっかりかみ、充実した食生活を送ることができます。
よくかむことで脳の血流が増え、脳神経細胞の働きが活発になりますので、認知症予防にもつながるなど、想像以上によい影響を及ぼします。
一生おいしく、楽しく、安全な食生活を送るためにお口の健康は、介護予防の第一歩なのです(^o^)

 

お口から若返りホルモン

 

若返りホルモン”パロチン”というものがあります。

パロチンとは唾液に含まれる成長ホルモンです。

パロチンは皮膚や筋肉、目などの粘膜を強化し、肌再生のターンオーバーを活発にし、シミ・シワに効果的です。

骨や歯の再石灰化を助ける効果、皮膚の新陳代謝を活発にする効果など、身体中を若返らせる効果があります。

肌トラブルの大きな原因のひとつである肌老化の防止に役立ちます。組織を正常にする働きもあります。

良く噛んで食事することで唾液の分泌は促されます。

良く噛むには良く噛めるお口であることが大切ですね。

歯周病で歯が弱ってしまったり、歯が抜けてしまうと、噛む効率が落ち、お口を動かす筋肉も弱くなります。噛む効率が落ちると唾液の分泌も減ってしまいます。

何でも良く食べられるお口でしっかり唾液を分泌することで、アンチエイジング効果も期待できるかもしれません(^o^)

 

蒸し暑い日が続き,夏前に夏バテしそうです。

ワールドカップも残すところは決勝と3位決定戦のみ。どちらが優勝するのか楽しみですが、大会が終わってしまうのはちょっと寂しいです。

プリザーブドグリーン 本物の葉や枝を保存加工して作った観葉植物だそうです。洗面コーナーに置いています。

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噛めることの重要性

院長です。

暑い日が続きます。

先日、家族で王子動物園に行ってきまいりました。

パンダやライオンを間近で見ることが出来,子供だけでなく私も楽しかったです。

 

 

少し前ですが、NHKで噛めることの重要性を紹介する番組を放送しておりました。

要約は、歯が抜けてしまったり、合わない入れ歯などで上手く噛むことが出来ないと・・・

1.お口の中をキレイにする役割のある唾液の分泌が少なくなる。

→虫歯や歯周病になりやすくなる。(元々、加齢とともに唾液の分泌量は減ります。)

2.お口を動かす筋肉や飲み込む筋肉が弱くなり,食べた物が食道ではなく肺に流れる可能性がある

→誤嚥性肺炎を起こす可能性がある。

3.やわらかい物しか食べなくなる。

→栄養が偏る。

最近、お口の健康と全身の関連がメディアで注目されています。

ご自身の歯で食べたいものをおいしく食べられる、一見当たり前のようなことが高齢になると簡単ではありません。

当院は高齢の患者様が多いので、このようなことが起きにくいよう、しっかりメンテナンスしています。

そして若い世代の方には入れ歯やインプラントをしなくても良いように、予防の重要性を啓蒙しています。

 

 

王子動物園にて。無心で笹の葉を食べ続けるパンダ。可愛かったです^^

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