子供の歯並び矯正 床矯正・拡大床ってどんな治療?

宝塚市で小児歯科、小児矯正をおこなっている歯医者 笹山歯科医院の笹山です

当院でおこなっている子供の歯並び矯正法の一つ、床矯正(しょうきょうせい)という方法を紹介します。

床矯正は、拡大床(かくだいしょう)という取り外しの装置を使って、凸凹の歯並びや噛み合わせを治していく装置です。

こんな装置です↓

床矯正には3つの大きな特徴があります。

その① ほとんど痛みがない。

この装置の説明を聞いたお母さん方からよく聞かれるのは「痛くないんですか?」という質問ですが、ワイヤー矯正と違い、ほとんど痛みはありません。

その② 取り外し式だから楽、続けられる。

矯正装置は、学校から帰ったら装着します。おやつや夜ご飯の時だけ外して、それ以外はずっとつけます。寝る時もつけたままです。

学校に持って行かなくていいので、無くしたり、壊れる心配もなし。装置をつけていないので会話に支障もありません。

その③ 将来、歯を抜いて矯正する可能性がグッと減ります。

悪くなった歯並びは、自然には治りません。すべての歯が永久歯に代わった後に、凸凹歯並びになってしまった場合は、抜歯して歯並びを整える可能性が高くなります。

 

よくある質問1位は「いつから始められますか?」

床矯正を始めるベストタイミングは小学校低学年です。

小学校中学年では少し遅いです。(成長期に入る前に終えたいです。)

保育園・幼稚園では少し早いです。(小さいお子さんは歯型を取るのが難しいです。)

通常2~3年かかります。

当院では歯を抜く矯正にならないよう、積極的に床矯正をおこなっています。

他にプレオルソという矯正装置も使っています。

当院のプレオルソ治療の特徴についてはこちらから↓

https://www.sasayama-dc.com/blog/5772/

お子さんの歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。

何歳からフッ素塗布出来ますか?

宝塚市でお子様の虫歯予防をおこなっている小児歯科 笹山歯科医院の笹山です。

「何歳からフッ素塗布は出来ますか?」

小さいお子様の保護者の方からよくお受けする質問です。

当院では早いお子さんでは2歳~2歳半ぐらいからフッ素塗布をおこなっております。

以下は当院のフッ素塗布の流れです。

①虫歯・歯並びの検診

虫歯があった場合は、虫歯の処置を優先します。

虫歯が治ったら後日フッ素をおこないます。

②お口の清掃

電動歯ブラシのような器具で歯の表面を磨いて歯垢を落とします。

③フッ素塗布 

フッ素入りのジェルを歯ブラシでたっぷり歯に塗ります。年齢や治療への適応の程度を見ながら1~3分間フッ素を塗ったままにします。

年齢によってフッ素ジェルの濃度も変えています。

④フッ素の終了

既定の時間が済みましたら、お口に残ったフッ素を吐き出してもらいます。

うがいするとフッ素が流れてしまうので、処置後30分はうがいや飲食を控えていただきます。

⑤頑張ったご褒美

フッ素が上手にできたお子さんにはちょっとしたプレゼントを差し上げています。何が貰えるかはお楽しみ!

 

ぶつけた歯が黒くなった・変色した

院長の笹山です。

歯をぶつけた後、しばらくして歯の色が変色する場合があります。

これは歯の神経(歯髄)の中の血管が損傷して充血や内出血を生じたものと考えられ、充血が治れば歯の色も回復することがあります。

数か月して徐々に歯の色が黒ずんでくる場合は、神経(歯髄)が死んでいる可能性があります。さらに色が悪くなったり、根の周囲に病気ができて歯ぐきがが腫れることもあります。

*上記2枚の画像は日本歯科医師会HPより引用

こうなった場合で、腫れたり、痛みを伴う場合は自然に治ることはありませんので、歯の根の治療が必要です。

歯の根の治療の例(奥歯の場合)

前歯の根の治療は歯の裏から穴を開けて、根の中を消毒しますので、根が綺麗になったら、治療のために開けた穴を硬いプラスティックで埋めます。基本的に乳歯は被せたりする差し歯にする必要はありません。

ただ根の治療は歯を削ったりするため、年齢に低いお子さん(4歳以下)や歯科治療に慣れていないお子さんには難しいという側面もあります。

ですので歯が変色して神経が死んでしまったと判断しても、痛みや腫れがなければ、すぐに治療せず治療が受けられる年齢にまで経過観察する場合もあります。

永久歯の場合は早期の根の治療が必要です。

変色したのが乳歯の場合でお母さんが心配されるのは、あとから生えてくる永久歯に影響がないかということです。影響があるかないかはぶつけた時の年齢によります。

 

キッズコーナー 赤ちゃん、お子さん連れでどうぞ!

宝塚市でお子様の虫歯予防や歯並び矯正をおこなっている小児歯科 笹山歯科医院の笹山です。

院長の笹山です。

当院のキッズコーナーを紹介いたします。

といっても、2畳ほどのスペースですので小さなものですが(;^_^A

コーナーは安全のため厚さ4センチのマットで囲まれていて、本やおもちゃ、赤ちゃんあやすグッズ、DVDプレーヤーもあります。

DVDソフトはアンパンマン、ドラえもん、トミカ、おかあさんといっしょ、ミニオン、アナ雪など各種あります。

お子さんのお好きなDVDを教えてください。

お気に入りいつものDVDがありましたら、お持ちいただくのもOKです。

 

床に敷いてある茶色のマットをどけると、ベビーカーも畳まずに入れます。

先日も患者さんにベビーカーごと入って頂き、好評をいただきました。

「歯の調子が悪いけど、赤ちゃんがいるから・・」

「子供を見てくれる人がいないから・・」

そんなお母さま方に、少しでもお役に立てればと思います。

 

「赤ちゃん、泣いたらどうしよう・・」

「うちの子、騒ぐから・・」

半個室タイプですので、泣いても、騒いでも、無問題!

 

ベビーカーやお子さん連れで気兼ねなくお越しいただければと思います^^

歯磨き後、何回ゆすぐ?

 

日本人の虫歯は年々減っていますが、

先進国の中ではまだまだ多いほうです。

そこで虫歯をもっと予防するにはどうしたらいいか?

虫歯が減ってきた大きな要因は、歯磨き粉に含まれるフッ素です。

そして、フッ素入りの虫歯歯磨きをした後に、お口をゆすぐ回数がその予防効果を左右します。

こちらをご覧ください↓

                                            NHKためしてガッテンより引用

たった1回ゆすいだだけで、お口に残るフッ素濃度が、3分の1にまで減っているのがお分かりでしょうか?

究極の虫歯予防方法は

「フッ素入りの歯磨き粉で磨いたら1回もゆすがない!」

です。

口に溜まった歯磨き粉は、洗面所で吐き捨てるだけにして、水でゆすぎません。

すると、こんな疑問が湧くかもしれません。

① 「磨いて取れた菌が、口に残っていても大丈夫なの?」

② 「残ったフッ素を飲み込んでも中毒にならない?」

 

①については、既に歯から菌は剥がれていますので、唾液で洗い流されますし、飲み込んでも胃酸で死にます。」

②については、フッ素が残っていても、すぐに唾液で薄まりますので、吐き捨てた後に残った程度の量では中毒になりません。

以前、このブログでゆすぐのは2回までと書いたのですが、予防歯科の先進国スウェーデンでは、「ゆすがない」が提唱されており、子供から大人まで虫歯ある人はほとんどいません。

私も「ゆすがない」を実践していますが、低研磨剤・低発泡剤・低香味の歯磨き粉なら

泡立ちも少なく、味もヒリヒリしないので、ゆすがなくても然程違和感はありませんでしたので

すぐ慣れると思います^^

以上 歯磨き後、何回ゆすぐ?でした。

皆様の歯の健康に少しでも役立てばと思います。