初認可のホワイトニング 動画あり

先日、歯科材料屋さんから

「こんなホワイトニング剤がでましたよ。」

とパンフレットを頂きました。

新発売のホワイトニングジェルについての案内だったのですが、

パンフレットのジェルの表記を見て、ちょっと驚きました。

ジェルの濃度が16%と書いてあったからです。

日本で認可されているホームホワイトニングジェルの濃度は10%です。

これは20年以上前に日本でホームホワイトニングが認可されて以来ずっと変わらなかったことです。

海外から個人輸入すれば、もっと濃い濃度のジェルもあるのですが、自己責任になります。

高濃度ジェルの過去記事はこちら↓

高濃度ホワイトニングジェル

濃度の表記が気になったので、メーカーに問い合わせてみたところ、16%は最近認可されたそうです。

最近、当院でもホワイトニングを受けられる患者さんが多いので、自分の歯も久々にホワイトニングしてみようと思い、早速16%のジェルを購入してみました。

新発売のキャンペーン価格で少しお得に購入したアンジェラスホームジェル

 

ジェルのシリンジ↓

 

メーカーの患者さん向けホワイトニング説明動画↓ 音量注意♪

 

まずは2週間やってみます!

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

 

インプラントなんか体に入れて大丈夫なんですか?

インプラントの説明時に患者さんからよく聞かれる質問の1つです。

「インプラントみたいな金属を体に入れて大丈夫なんですか?」

金属を骨に入れたままにして、体に異常が起きないかとか、金属は錆びたりしないかと、体に安全かどうかの不安だと思います。

体に悪影響はないかという点においては、

「大丈夫です。」

といえます。

大丈夫な理由を説明していきます。

皆さん、骨折した時にプレートで骨を固定することがあるってご存じですか?(ご存じない方は、「骨折 プレート」でネット検索してみてください。)

骨折した部分を金属製のプレートでつなぎ合わせて、金属製のボルトでしっかり固定することにより、骨がくっつきやすくなります。

昔はそういう方法がなかったので、ギブスでグルグル巻きにして、自然にくっつくのを待ってたんですよね。

私も子供の頃に腕を骨折して、石膏に浸したガーゼで腕が倍の太さになるくらいのギブスをつけました。夏だったので、中が蒸れて、痒くて辛かったのを覚えています。

話を戻します。

そのプレートはチタンという金属で出来ています。

プレートを固定するボルトもチタンで出来ています。

チタンは骨に入れても、腐食したり、アレルギーを起こしにくい素材です。

ちなみに骨折が治った後も、プレートを外さないで入れたままでも、基本的に害はありません。*入れた場所によっては、取り出すこともあります。

それを取り出すには、また皮膚を切って手術しなければならないので、「せっかく骨が治ったのに、また手術するの?」ってなりますよね。

骨にずっと入れっぱなしでも問題が起きにくい金属材料、それがチタンです。

そこからヒントを得て、だったら、「歯の根っこの代わりに使えるんじゃない?」

と始まったのが、現代のチタン製インプラントです。

 

インプラントはネジの形をしています。

Dental implant isolated on white background

釘のようにツルツルの表面ではなく、ネジの形をしているのは、骨に入れる時に、骨に食い込ませて固定を良くするためです。

それと、ネジのように凸凹している方が、骨との接触面積が大きくなり、くっつきが強固になるからです。

インプラントは一度骨にくっ付くと、反対回しに回しても抜けません。

普通のネジはドライバーで逆回転したら抜けますね。

チタン製のインプラントは単に骨に食い込んでいるだけでなく、オッセオインテグレーションという形で骨と結合します。

「じゃあ、どうやっても抜けないの?」

というわけでもなく、かなりの力を逆回転で加えると、周りの骨が壊れながら、外れます。

しかし、日常生活の食事などで加わる力では抜けません。

ということで、チタン製インプラントは長期間、骨に入れても大丈夫であり、体に安全な治療といえます。

ただし、チタンも金属ですので金属アレルギーの可能性がないわけではありません。

実際にインプラントをおこなった患者さんにチタンアレルギーの検査をおこなったところ、アレルギー性陽性の反応が出る方が稀にいらっしゃるようです。

しかし、陽性の検査結果が出ても臨床的なアレルギー症状はほとんどないそうです。

ですので、心配な方は手術前にチタンアレルギーのパッチテストを受けられるといいと思います。

以上「インプラントなんか体に入れて大丈夫なんですか?」でした。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

親知らずを抜歯するリスクアセスメント

スタッフが「親知らずが痛いんです。」と言ってきました。

お口を見てみると、親知らずは生えていません。赤丸部分に歯ぐきの下に埋まっているようです。

 

レントゲン写真を撮影しました。 親知らずは、横に向いて埋まっています。

 

精査のためにCTレントゲン写真を撮影しました。 左下の親知らずは、ほとんどが骨に埋まっています。

 

 

更に詳細を分析します。

赤いチューブのような線は、下顎管といわれる動脈と神経で、親知らずの根の先と、かなり距離が近いです。

 

CTの角度を変えて、親知らずと下顎管の距離を計測します。

その距離、およそ2.3mm

ここまで下顎管との距離が近いと、親知らずを抜く際に、神経や動脈を損傷するリスクがあります。

神経を損傷すれば、麻痺が残る可能性がありますし、

動脈を損傷すれば、大量出血の可能性があります。

この親知らずの場合は、そこまでの超ハイリスクではないのですが、

親知らずのほとんどが骨に埋まっていることなど総合的に判断すると

「うちで簡単に抜けるよ。」とは言えないレベルです。

餅は餅屋。

外科のスペシャリストである口腔外科医に依頼することにしました。

本人も口腔外科に行ったことがないので、かかってみたいとのことでした。

親知らずの抜歯をされるのは、歯科衛生士としていい経験になると思います。

いつもインプラントや抜歯などの外科アシストについてもらっていますが、自分がされると、色々と分かることがあると思います。

無事を祈っています!

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

仕上げ磨きが嫌がられる理由。嫌がられない方法

当院にお子さんがいらして、お口の中を見たり、歯磨きの練習をしていると、お母さんから、

「家ではこんなにさせてくれないんですよ~。」

と言われることがあります。

これは私やスタッフが何か上手いというわけではなく、ちょっとしたコツがあるんです。

仕上げ磨きをするに当たって、とっても大事なことを知って欲しいんですが、

それは、

子どものお口の感覚は、大人の何倍も敏感。

ってことです。

子どもって嫌なものが口に入ったら、本能的に吐き出したりしますよね。

辛いとか苦いとかの味が嫌なだけではなく、口の中での感じる感覚も吐き出す理由になります。

また、唇の周りの感覚も大人と比べて、とっても敏感です。

これは哺乳する時の反射で唇でおっぱいを探す感覚など、すごく研ぎ澄まされているからです。

当院で試しに「お母さん、ちょっと仕上げ磨きをどんな感じでしているか見せてもらっていいですか?」

と言って、見せてもらった時に多いのが

お口全体への触り方が強いということです。

 

触り方というのは、唇や頬の引っ張り方とかです。

お口の中では、歯ブラシが歯ぐきや唇に当たってしまってることも多いです。

お子さんの口はそもそも小さいですし、大きく開けても、中は狭いので、どうしても歯ブラシを突っ込む感じなるんですが、歯ブラシを奥の方に入れすぎないことや、歯以外の唇や頬っぺたの内側、歯ぐきや舌など柔らかい部分に、極力触れないように、磨くのが大事です。

私がお子さんのお口を触る時は、なるべく

フワッと

触るように心がけています。

お子さんにとって、お母さんでもなく、見ず知らずのアラフィフ歯科医の私が口の中を触るというのは、めちゃくちゃハードルが高いことだと思うので、そのハードルを下げるべく、色々と気を使っています(笑)

あと、歯ブラシなんですが、1歳になるまでのあいだは、歯ブラシじゃなくて、指に巻いたガーゼとかでも十分だと思います。

それくらいの年齢ですと、まだ歯にこびりつくような食事はとっていないと思うので、歯ブラシでゴシゴシしなくても、汚れは落ちますし、どんなに小さな歯ブラシを使っても、やはり1歳になるまでお子さんのお口にとって、大きいんです。

大人でも自分の口のサイズに合わない大きな歯ブラシを突っ込まれたら、嫌だと思うんです。

もう少し大きくなったら、赤ちゃん歯ブラシで遊ばせて、口に物を入れる感覚に慣れさせるのもいいですね。

自分で入れることに慣れれば、仕上げ磨きもしやすくなります。

ちなみに自分でいれる歯ブラシはあくまで、慣らすためだけですので、お子さんが歯ブラシを噛んでしまって、毛先が開いちゃっても気にしないでください。

あくまでも慣れてもらう道具という意味付けですので、毛先が開いたからって買い替える必要はありません。

お母さんが使う仕上げ用歯ブラシは、別に用意してくださいね。

 

あとはタイミングですね。

1日1回夜おこなえばいいのですが、夜の食事が終わって、あまり時間が過ぎてしまうと疲れや眠気が襲ってきて、愚図りだし、仕上げ磨きが難しくなるので、あまり遅くならないタイミングでやるのがいいです。

食後30分以内がいいと思います。

逆に食後すぐだと、歯ブラシを口に入れる刺激で、食べたものを吐いちゃったりすることもありますので注意が必要です。

以上「仕上げ磨きが嫌がられる理由。嫌がられない方法」でした。

皆様のお口の健康維持に少しでも参考になれば幸いです。

当院では、お子さんが楽しく通えるように、歯磨き指導やフッ素塗布など、褒めて褒めて褒める、ゆるやかな予防を心掛けています。

お子さんのお口で気になることがありましたら、何でもご相談下さい。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

電動歯ブラシをおススメしない人

患者さんから時々聞かれます。

「先生、電動歯ブラシってどうなんですか?」

汚れを落とす効果は、普通の歯ブラシで磨くのと同等といわれています。

 

ただし、歯ブラシをどこに当てれば磨き残しが減るのかという基本的なポイントを理解していることが前提です。

それが分かっていなくて、歯磨きが面倒だから、上手く磨けないから、さっさと済ませたいからという場合は、効果が少なくなるので、おススメできません。

電動歯ブラシは、合う人と合わない人がいます。

歯並びが凸凹している人は、電動歯ブラシではブラシが当たらない所があり、電動歯ブラシだけでブラッシングを終えるのはおススメしません。

そういう場合は、全体をまず電動歯ブラシで磨いて、細かい部分を磨く専用の歯ブラシを使って仕上げることをおススメします↓

 

また、歯周病で歯ぐきがかなり痩せてしまっている方にもおススメできません。↓

歯ぐきが痩せている場合、電動歯ブラシで磨くのが難しい上に、当てる力が強いと更に歯ぐきが下がってしまう場合があるからです。

 

電動歯ブラシは、

歯並びに問題がなく、抜けた歯が一本もない方には

とても効率よく磨ける便利なツールでおススメできます。

 

あとは、歯医者さんで歯磨きの仕方を習って、自分なりに頑張ってみたけれど、普通の歯ブラシでは、どうしても上手く磨けない、めんどくさいという方には、妥協的にですがおススメ出来ます。

電動歯ブラシについてはこちらも参考にどうぞ↓

電動歯ブラシ・超音波歯ブラシ どうなんですか?

 

私も最近、久しぶりに最新の電動歯ブラシを購入したのですが、なかなかよく出来ていて、しっかりと磨けると思いました。

また別の機会でレビューしたいと思います。

以上「電動歯ブラシをおススメしない人」でした。

皆様のお口の健康に参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院